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ニュース: 2025.07.22

第4戦 SUGO大会振り返り/第5戦 オートポリス大会プレビューレポート

7月5日(土)〜6日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで行われた第4戦から3週間のインターバルで、ENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONEは大分県のオートポリスで第5戦を迎える。今回は全クラス混走の5時間レースとなる。

 

この第5戦はST-Zクラス、ST-1クラスが“お休み"となっているが、8クラスが参戦する。各クラスの第4戦スポーツランドSUGO、第3戦富士24時間レースを振り返りつつ、第5戦『スーパー耐久レース in オートポリス』をプレビューしよう。


 

ST-X

GT3カーで争われるST-Xクラスは、第4戦SUGOには当初4台がエントリーしていたが、#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3が第2戦での接触のダメージの影響もありエントリーを取り止め、3台での争いとなった。

 

レースはポールポジションからスタートした#777 D'station Vantage GT3に対し、#23 TKRI松永建設AMG GT3、#31 DENSO LEXUS RC F GT3が追う展開となった。4時間のレースのなか、規定のAドライバー乗車時間を大幅に超えながらも、燃費を活かし2ストップ作戦を採った#777 D'station Vantage GT3に対し、#23 TKRI松永建設AMG GT3、#31 DENSO LEXUS RC F GT3は3ストップ作戦を採った。

 

各車が最後のピットストップを終えると、トップに立ったのはタイヤ二輪交換を行いピット時間を稼いだ#23 TKRI松永建設AMG GT3。しかし終盤、#777 D'station Vantage GT3がすぐ背後に迫り、何周にも渡る熱いバトルが展開された。

 

これを制した#777 D'station Vantage GT3が逆転で今季初勝利を飾り、#23 TKRI松永建設AMG GT3が2位、#31 DENSO LEXUS RC F GT3が3位という結果となった。#23 TKRI松永建設AMG GT3にとっては悔しい結果となったが、それでもこの2位でランキング首位に浮上している。

 

迎える第5戦オートポリスは、#101 Hitotsuyama Audi R8 LMSが復帰し、4台での争いとなる。第4戦SUGOでトップを争った3台とともに、どんな争いになるか。第4戦の4時間レースとは異なる5時間の戦い、全クラス混走といった条件が勝敗を分けるかもしれない。


ST-TCR

今季は車種バラエティ、台数ともに増えているST-TCRクラスは、第4戦SUGOには5台がエントリーした。公式予選では開幕戦ウイナーの#97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVICがポールポジションを獲得したが、決勝レースではST-TCR車両にトラブルが多発。そんななか、第3戦富士24時間でのトラブルを教訓にしてきた#98 WAIMARAMA Elantra N TCRが、#97 Racer ホンダカーズ桶川の猛追を振り切り初優勝を飾った。

 

迎える第5戦オートポリスは、#888 フェッツレーシングが加わり、ST-TCRでは近年最多となる6台のエントリーとなった。今季は第1戦は#97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVICが制し、第3戦は#19 BRP★NUTEC 制動屋 CUPRA TCRが優勝。第4戦は#98 WAIMARAMA Elantra N TCRが制しており、毎戦ウイナーが変わっている。ランキングでは#98 WAIMARAMA Elantra N TCRと#19 BRP★NUTEC 制動屋 CUPRA TCRがが9ポイント差で抜けた存在となっているが、終盤2戦に向けてどのチームがイニシアチブを握るのか、注目のラウンドと言えるだろう。


ST-Q

他のクラスに該当しない、STMOが認めた開発車両が参加できるST-Qクラスは#61 SUBARU High Performance X Future Conceptの1台のみの参加となったが、グループ1から出走すると、これまで進めてきた改良が功を奏し、途中キャビン内の導風ダクトが外れたほかは、大きなトラブルなく149周を走破。着実に速さを増していることを感じさせた。

 

そんな#61 SUBARU High Performance X Future Conceptは、次の参戦は最終戦富士となることから第5戦オートポリスには登場しないが、代わって4台が参戦することになった。

 

TOYOTA GAZOO ROOKIE Racingからは、第3戦富士24時間で総合13位に食い込む速さをみせた#28 TGRR GR86 Future FR conceptが登場するほか、今季ニュルブルクリンク24時間を戦った#32 TGRR GR Yaris DATがオートポリスに姿をみせる。もともと、意欲的なミッドシップレイアウトのGR Yaris M Conceptが登場する予定だったが、「よりよいクルマに仕上げる」ことを目指し今回は参戦を見送り。#32 TGRR GR Yaris DATが新たな知見を得るために出走する。

 

ニュルブルクリンク24時間という過酷なレースを戦った車両がスーパー耐久に登場するのは珍しいことだが、これまでスーパー耐久に登場したGR Yarisとは仕様が異なるとのこと。見逃せないところだ。

 

また、開幕から第3戦富士24時間まで参戦を続けてきた#104 GR Yaris DAT Racing Conceptが復帰するほか、Team HRCが今シーズン初登場を果たす。新たに、TCR車両をベースにグローバルなレーシングカスタマーへの貢献を視野に入れた#271 CIVIC TYPE R HRC Conceptを投入する。どんな戦いをみせてくれるか、後半戦の注目と言えるだろう。


ST-2

7台が参戦したST-2クラスの第4戦は、公式予選では#6 新菱オートDXL☆ネオグローブEVO Xがポールポジションを獲得。#225 KTMS GR YARIS、#13 ENDLESS GRヤリスと続くグリッドとなったが、決勝レースはHonda CIVIC TYPE R勢によるマッチレースとなった。

 

レースでは序盤#95 SPOON リジカラ CIVICがリードを奪うものの、駆動系トラブルにより後退を喫してしまうことに。代わってトップに立った#72 OHLINS CIVIC NATSが優勝を飾り、第3戦富士24時間から連勝を飾ってみせた。2位は#13 ENDLESS GRヤリス、3位は途中トップに立つシーンもあったものの、終盤に逆転を許した#225 KTMS GR YARISとなった。

 

迎える第5戦オートポリスは、#36 HCM 内野製作所FL5が復帰し、8台のエントリーとなった。第3戦、第4戦を制し79.00ポイントを獲得している#72 OHLINS CIVIC NATSがこのままリードを広げるのか、それともライバルたちがその差を縮めるのか……? 終盤の山場のひとつと言えそうだ。


ST-3

OKABEJIDOSHA motorsportの2台の日産フェアレディZ、TRACY SPORTS with DELTAの2台のレクサスRC350による戦いが展開されているST-3クラスは、第3戦富士24時間でも激戦が展開されてきたが、2台の岡部自動車フェアレディZ34はトラブルに泣かされてしまうことに。#39 エアバスター WINMAX RC350 TWSが優勝、#38 TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWSが2位に。#16 岡部自動車フェアレディZ34が3位となった。

 

迎える第5戦オートポリスも4台の戦いが続いていく。ランキングでは#39 エアバスター WINMAX RC350 TWSが89.50ポイントを獲得し一歩抜けているが、第2戦を制した#15 岡部自動車フェアレディZ34、そして#38 TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWSがともに65.00ポイントで続く。終盤戦をうらなう意味でも、この第5戦は重要なラウンドとなる。


ST-4

ST-4クラスは、第3戦富士24時間には9台がエントリーした。レースは#884 シェイドレーシング GR86がポールポジションからスタートすると、ノーミス、ノートラブルの戦いぶりをみせ優勝。第1戦での2連勝に続く今季3勝目で、シリーズポイントを106.00点まで伸ばした。2位となった#41 エナジーハイドロゲン EXEDY GR86 Winmaxがランキングでも2位につけている。第3戦富士では、#37 DXLパワーミネラルEVO☆NOPRO☆NCロードスターが堅実な戦いをみせ3位に食い込んでいる。

 

迎える第5戦オートポリスは、#216 HMRスポーツカー専門店GR86が参戦せず8台のエントリーとなっている。昨年は#41 エナジーハイドロゲン EXEDY GR86 Winmaxが制しているコースで、シリーズ争いを考えると昨年の再現を狙いたいところだろう。


ST-5F

ST-5Fクラスは、ST-5Rクラス、ST-2クラスとともに第4戦SUGOではグループ2のなかで決勝レースが争われた。レースは#4 THE BRIDE FIT、#67 YAMATO FITによる熾烈な争いが序盤から終盤まで続けられることになったが、#4 THE BRIDE FITが5.063秒差で逃げ切り優勝。今季初勝利を飾った。2位は#67 YAMATO FITで、シリーズランキングでは92.00ポイントを重ねトップを走っている。

 

迎える第5戦も第4戦同様8台がエントリーしているが、これまで同様Honda FIT勢がリードを奪うのか、それとも第4戦から車両変更を行った#17 DXLアラゴスタNOPRO☆DEMIOをはじめとした他車種が巻き返すのか、見逃せない一戦になりそうだ。


ST-5R

8台がエントリーしたST-5Rクラスの第4戦は、レース序盤#120 倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERがポールポジションの#88 村上モータースMAZDAロードスターをかわしリードを奪う。レース終盤、#27 Maple Hiroshima MAZDA ROADSTERが#65 odula TONE 制動屋ROADSTERをかわし2番手に躍り出て、さらに首位の#120 倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERを追いつめる戦いをみせたが、終盤まさかのエンジントラブルに見舞われリタイアを喫してしまった。

 

そんなライバルたちの追撃を振り切った#120 倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERがST-5Rクラスで初優勝を飾ることに。2位は#88 村上モータースMAZDAロードスター、3位は#65 odula TONE 制動屋ROADSTERという結果となった。

 

第5戦オートポリスは、#120 倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERはお休みとなり6台がエントリーする。ランキングトップをひた走る#88 村上モータースMAZDAロードスターがこのままリードを広げるのか、ライバルたちが待ったをかけるのか、注目だろう。


 

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