《予選レポート》ピレリスーパー耐久シリーズ2019 第4戦 TKU スーパー耐久レース in オートポリス

ピレリスーパー耐久シリーズ2019 第4戦 TKU スーパー耐久レース in オートポリス 予選レポート
Max Racing RC-F GT3が初のポールポジションを獲得!

 

ピレリ スーパー耐久シリーズは九州、オートポリスで4戦目を迎え、シリーズ後半戦に突入した。7月20日(土)に行われた予選でポールポジションを獲得したのは、田中徹/田中哲也/佐藤公哉組の#244 Max Racing RC-F GT3だった。

 

 

TOM’S SPIRIT 86が4戦連続でST-4クラスの予選トップに!

台風の接近と前線の影響によって天候が危ぶまれ、練習走行の行われた木曜日は激しい雨に見舞われたものの、金曜日は小雨がわずかに路面を濡らすに留まっていた。

土曜日の午前中はドライコンディションが保たれたまま。予選を前にして行われたフリー走行では、#112 SATO-SS SPORTS AMG GT3を駆る、元嶋佑弥が1分48秒498をマークしてトップ。金曜日の練習走行も2回ともトップだったこともあり、予選でどれほどのタイムが記録されるのか注目された。

午後からの予選も、ドライコンディションがキープされた中でのスタートとなった。まずはST-4クラスとST-5クラスによるグループ2からの計測開始に。ST-4クラスのAドライバーセッションでは、#86 TOM’S SPIRIT 86をドライブする坪井翔が2分5秒857をマークしてトップ。これに#884 林テレンプSHADE RACING 86の平中克幸が2分6秒177、#310 GR Garage水戸インターGR86の久保凛太郎が2分6秒540で続いていた。

ST-5クラスでは#66 odula Idea ROADSTERの橋本陸が2分14秒811でトップにつけて、2番手には#88村上モータースMAZDAロードスターの村上博幸が2分14秒985と僅差で続いた。

そしてBドライバーセッションでは、ST-4クラスのトップには#104 ROOKIE RACING 86の佐々木雅弘が2分6秒000でトップにつけ、2番手には#86 TOM’S SPIRIT 86の中山雄一が2分6秒451をマーク。#884林テレンプSHADE RACING 86の国本雄資が2分6秒 531で、僅差ながらも中山が上回ったこともあり、タイム合算では#86 TOM’S SPIRIT 86がトップとなり、開幕戦から4戦連続で1ポイントを獲得した。

ST-5クラスでは#88 村上モータースMAZDAロードスターの山谷直樹が2分15秒153をマークしてトップに立ち、2番手は2分15秒433をマークした#101 ヒロマツ デミオの佐々木孝太。そして#66 odula Idea ROADSTERの筒井克彦は2分15秒725で3番手に甘んじたこともあり、合算タイムでは#88 村上モータースMAZDAロードスターが2戦連続でトップを奪うこととなった。

 

ST-ZクラスはENDLESS AMG GT4がトップで、タイトルに王手!

九州では初バトルとなることで話題を集めていたST-Zクラスながら、残念な報告を。#2ケーズフロンティアSYNTIUM KTM、そして久々の登場になるはずだった#35モノコレSUN’S TECHNO GINETTAが金曜日の練習でクラッシュし、ともに予選を前にしてリタイアとなってしまったのだ。特に#2ケーズフロンティアSYNTIUM KTMは練習走行でトップタイムをマークしていただけに、惜しむに惜しまれぬ決断となっていた。

これで俄然有利に、しかも王座獲得が濃厚になったのが、#3 ENDLESS AMG GT4だ。Aドライバーセッションでは内田雄大が1分59秒543で、Bドライバーセッションでは山内英輝が1分58秒292をマークして、それぞれトップを獲得。今季2回目のクラス最前列から決勝に挑むこととなった。決勝では完走さえ果たせば、悲願のタイトルを獲得できることに。

 

AZIMUTH CIVIC TCRがST-TCRクラスのトップで、地元に錦を飾る!

ST-ZクラスとST-TCRクラス、ST-2クラス、ST-3クラスによるグループ2の予選も、ドライコンディションの下で激しいアタック合戦が繰り広げられた。Aドライバーセッションで、ST-TCRクラスのトップは#97 Modulo CIVICの植松忠雄で、1分59秒534をマーク。これに#75 AZIMUTH CIVIC TCRを駆る地元九州のドライバー、塚田利郎が1分59秒808で続くこととなった。3番手は#10 IDI GOLF GTI TCRのフィリップ・デベサで2分0秒253をマーク。

ST-3クラスのトップは、#14 HIRIX☆YAIMA☆Z34の山崎学で2分0秒991を叩き出し、2番手につけた#68 埼玉トヨペットGreen Brave GR SPORTマークXの服部尚貴は2分2秒129だったから、実に1秒以上もの差をつけることに。3番手は#15 岡部自動車Z34の長島正明で、2分2秒467をマークしていた。

そしてST-2クラスでは、#59 DAMD MOTUL ED WRX STIの大澤学が2分4秒123でトップ。2番手は#7新菱オートNeo GlobeDXLエボXの成澤雅人で2分4秒985を記録し、#6新菱オートDIXCELエボXの冨桝朋広は2分5秒687で3番手に甘んじた。

Bドライバーセッションでは、ST-TCRクラスのトップを#10 IDI GOLF GTI TCRの密山祥吾が獲得し、1分58秒879をマーク。そして2番手は#75 AZIMUTH CIVIC TCRの蘇武喜和が1分59秒123でつけることに。一方、#97 Modulo CIVICの中野信治は1分59秒625で5番手に甘んじたこともあり、合算タイムでのトップは#75 AZIMUTH CIVIC TCRが獲得。チームの本拠も福岡ということもあり、まさに地元に錦を飾ることとなった。合算での2番手は、コンマ02秒という超僅差で、#10 IDI GOLF GTI TCRが#97 Modulo CIVICを従えて獲得した。

一方、ST-3クラスでは#14 HIRIXYAIMAZ34の安宅光徳も2分1秒322でトップだったこともあり、今季初めてクラストップを獲得することとなった。Bドライバーセッションの2番手も、#15 岡部自動車Z34の小松一臣が2分1秒718で獲得し、合算でも2番手に。ともにウエイトに苦しんでいないこともあるが、Z勢がテクニカルコースでフットワークの良さをアピールした。

ST-2クラスでは#6 新菱オートDIXCELエボXの菊地靖が2分2秒713でトップ。#59 DAMD MOTUL ED WRX STIの後藤比東至は2分3秒609で、2分3秒078を記した#7 新菱オート☆Neo Globe☆DXLエボXの朝日ターボに続く3番手だったものの、大澤が稼いだ貯金が効いて2戦連続でのクラストップを獲得することとなった。合算でも#6 新菱オートDIXCELエボXは3番手とあって、序盤からの逃げを狙ってくるはずだ。

 

ST-XクラスはBドライバーセッションで、まさかまさかの雨が……

ST-XクラスとST-1クラスによる予選も、Aドライバーセッションまではドライコンディションが保たれていた。まずは総合でのトップは、#1 GTNET GT3 GT-Rの浜野彰彦で1分50秒783をマーク。これに#244 Max Racing RC-F GT3の田中徹が1分50秒849で、そして#777 D’station Vantage GT3の星野敏が1分51秒985で続いていた。

Bドライバーセッションでは、いったいどれだけのタイムが出るのか注目されたが、始まる直前になって雨が。それもポツリポツリというレベルではなく、瞬く間に豪雨状態に! この状況に、素早く機転を利かせたのが#244 Max Racing RC-F GT3だった。田中哲也をすぐにピットに呼び戻してウエットタイヤに交換。ドライタイヤのままで、まずは……と判断したチームは2分1秒台を記すのが精いっぱいだったのに対し、田中哲也はしっかり熱の入ったウェットタイヤで2分0秒975を叩き出す。その結果、田中徹とのタイム合算でトップに立ち、シリーズ参戦2年目にしてレクサスRC-F GT3を最前列グリッドに並べることに成功する。

Bドライバーセッションの2番手は、#83 X WORKS R8の道見真也ショーンで2分1秒893。#1 GTNET GT3 GT-Rの星野一樹は2分2秒494で3番手ながら、合算タイムでは浜野が築いたマージンが効いて2番手に。なお、練習走行でトップだった#112 SATO-SS SPORTS AMG GT3は、無念の5番手に甘んじている。

そしてST-1クラスは星野辰也が1分57秒365で、織戸学も2分9秒994でともにトップということもあって、もちろん合算でもトップに立つことに。1ポイントをここで加えたことで、完走さえ果たせば、このクラスもチャンピオンを獲得できる。

 

 

ポールポジション

[ST-Xクラストップ] Max Racing RC-F GT3

田中徹
クルマはすごく気持ちよく走れるぐらいだったので、走りにくいところはなく、何も考えずに行きました! S耐でいちばん前というのは経験がないので、ST-3クラスではあったんですけどね。天気が分かりませんが、決勝でもそのままトップを保ってゴールしたいですね。

田中哲也
タイヤは1周目で換えていきました。出て行って、そのまま入って、すぐタイヤ換えて出ていきました。本当はドライで走りたかったですけどね。でも、明日の天気も分かりませんけど、こういう結果が取れて、チームがいい判断してくれて良かったです。決勝も頑張って、今年は2位、2位と続いているので、今回は優勝したいですね! 雨が強くならなきゃいいんですけど、ハイドロも多いサーキットなんでね。水しぶきもすごいし、いろんなクルマと一緒に走っているから、難しいんですけど、しっかりノーミスで行ければ勝てると思います!

 

[ST-Zクラストップ] ENDLESS AMG GT4

内田雄大
僕らのセッションでは、雨に降られなくて良かったです。僕の走りとしては多少のミスはあるんですが、とりあえずまとめて走ることはできたので、それはそれで良かったと思います。ライバルがいなくなってしまったのは非常に残念なんですけど、今はもう、僕らは僕らのレースをミスなくやって優勝して、しっかりチャンピオンを決めたいと思います。

山内英輝
天候にも恵まれていて、クルマのバランスも良かったので、走りやすくていい予選だったと思います。2号車がいなくなって、正直寂しいな……という感じはあるんですけど、僕たちのレースはベストを尽くすだけなので、それに集中したいと思います。明日、これからどれだけ台風の影響が出てくるか。それだけが不安ですが、たくさんの方が見に来てくれると思うので、皆さんの前で走れることを祈って、頑張りたいと思います。

 

[ST-TCRクラストップ] AZIMUTH CIVIC TCR

塚田利郎
やっとホームコースに錦を飾れたし、やっと2分を切れました! 今まで乗っていたのは2分を切れるクルマじゃなくて、S耐でも2分フラット、ランサーでも2分2秒だったので。ようやくクルマが仕上がってきて、2分を切れる状態が見えてきたので、ここで切らないともうピットに入ってきたら、針のむしろですよ(笑)。ホッとしましたよ。天気が明日、悪そうな分、前からスタートできるのは大きいですね。ウォータースクリーンがないから。決勝も頑張ります!

蘇武喜和
本当はAドライバーも、Bドライバーもトップだったらいちばん気持ちいいんですけど、チームワークで順当にポール取れて本当に良かったです。正直なところ、木曜日の走り出しとか、あんまり良くなかったんですよ。いろいろトラブル解決していって、やっと今日の朝のセッションでスピードが出てきたので、そのとおりに結果もついてきたので、本当に良かったですね。最初は本当にどうなるかと思いました。チームの地元なので、決勝でも頑張ります!

 

[ST-1クラストップ] D’station Porsche

星野辰也
練習走行の走りを活かして、そこそこいいタイムが出せました。良かったです。このまま逃げたいですね。なんとか勝ってチャンピオンも決めたいと思っています

織戸学
いや〜、天気にはまいりましたね。(1分)52秒台を狙っていたんですが(笑)。すごく調子は良かったんですよ。ちょっと残念でした。チャンピオンもかかっていますが、とりあえず普通に行くだけです。

 

[ST-2クラストップ] DAMD MOTUL ED WRX STI

大澤学
ちょっと天気が心配だったんですが、昨日からクルマが決まっていて、速いというのは分かっていたので、まぁ行けるかなと思っていたんですが、場所取り失敗して絡んじゃって(笑)。あんまりタイムが伸びなくて心配していたんですが、後藤さんがしっかり決めてくれたので良かったと思います。決勝は雨なのでどうなるか分からないから安全に、まずは完走目指していきたいと思います。

後藤比東至
ギリギリ雨がセーフで、実は僕もやらかしていて、まとめ切れなかったんですけど(笑)。でも、ふたりの力でなんとか取れたポールだと思います。決勝はいつものとおり、やれることをきっちりやるだけで、結果は必ずついてくると思います。

 

[ST-3クラストップ] HIRIX☆YAIMA☆Z34

山崎学
ちょっと頑張っちゃいました。今回は走り出しからすごく調子が良くて、あとは僕が無理しないで、クルマのポテンシャルを引き出すだけって、リラックスして走れました。まわりの人がけっこういじってくるんですが(笑)、僕はけっこう落ち着いていて大丈夫でした。14号車としては何回かポール取っていると思うんですが、それにしても久しぶりですよね! 僕にいたっては、もっと久しぶりになっちゃうので、ちょっと驚いているというのが正直なところで。流れはいいと思うので、天気が晴れだろうが雨だろうが、めいっぱい頑張って、いいレースをしたいと思います。ちなみに安宅は腰痛めていて、病院行きました。伊橋さんも腰痛めていて、僕らチームポンコツなんです(笑)。

 

[ST-4クラス] TOM’S SPIRIT 86

坪井翔
朝の雰囲気では(2分)5秒前半から、うまくすれば4秒台も狙えるんじゃないかと予想していたんですが、路面温度が上がったのか、なんか思ったよりも路面が良くなくて。グリップ感が得られず、タイム上がらなかったんで、なんでだろうって感じだったんです。でも、帰ってきたらトップタイムだったので、良かったとは思うんですけど。それでもコンマ3秒引き離せたし、合算でトップ取れたので僕らは1ポイントでも欲しいから、貴重なポイントを取れて良かったです。

中山雄一
1周目の1コーナーでミスしてしまって、タイムロスしてしまったんですが、ライバルの林テレンプよりはいいタイムが出せて。Aドライバーの坪井選手がマージンを作っておいてくれたので、それでしっかりとポールのポイントも取れましたし、クルマがいいっていうのは今日分かったので、明日は天候どうなるか分かりませんが……。でも、今週は木曜日からずっと、どのセッションでも調子はいいので、自信を持って頑張ります。

 

[ST-5クラス] 村上モータースMAZDAロードスター

村上博幸
セットがすごく決まっていまして、フリー走行でもフィーリングが良かったので、たぶん行けるなという感じで。それとコースにはかなり慣れているので、自分の位置取りだけしっかりできてタイムも出たから、Bドライバーも僕が情報を伝えて、しっかりタイムを出してくれました。正直、決勝が完全ウェットだと、ここは川ができたり、水が溜まったりするのでFRには厳しいと思いますが、コースに残ってポイントを稼いでこようと思っています。

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