【号外】《決勝レポート》ピレリスーパー耐久シリーズ2020 第1戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース

ピレリスーパー耐久シリーズ2020第1戦決勝レースレポート(特別編)
悪天候により、3時間経過から間も無くレースが中断!

 

ようやく開幕なったスーパー耐久シリーズながら、開始から3時間を経過して間もなく悪天候に見舞われ、赤旗によって中断されてしまう。それから4時間30分経過した22時30分にレースは再開。
それまでのST-Xクラスのバトルについて報告したい。

 

 

 

不安を抱えていたDAISHIN GT3 GT-Rがいつしかトップに!

予選中にクラッシュを喫した#81 DAISHIN GT3 GT-Rは、夜を徹して修復されるも、午前中のウォームアップには間に合わず。
フロント右のハブにトラブルが生じてノーブレーキ状態になり、藤波清斗の機転でフロントからの衝突は免れたものの、ダメージはリヤのフレームにまで及んでいた。
決勝レースのグリッドにマシンは並べられたものの、果たしてまともに走れるのか。
そう不安視さえされていた。

 

ちなみに、ウォームアップで最速タイムを記したのは、#777 D’station Vantage GT3で1分42秒466をマーク。
次いで#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMGの1分42秒849だった。
この頃は上空にも青空が広がり、程よく風も吹いて爽やかなコンディションだったが、ウォームアップを終えてしばらくすると、雲に覆われるように。
まさに暗雲立ち込め・・・という状態ではあった。

 

そして午後3時に決勝レースが、いよいよスタート。
オープニングラップのリーダーは、もちろんポールポジションから鋭いダッシュを決めた、#777 D’staitoin Vantage GT3の藤井誠暢だった。これに続いたのは#9 MP Racing GT-Rの松田次生だったが、徐々に藤井に引き離されてしまう。
しかし、それは束の間、やがて松田のペースが上回るようになり、8周目に逆転。今度は逆に松田が藤井を引き離していく。

 

しかし、25周目をすぎたあたりから雨がポツリポツリと降り始め、30周目から本格的に降り始めてしまう。
これに素早く反応したのが4番手を走っていた#31 DENSO LEXUS RC F GT3の嵯峨宏紀。
タイヤをウェットタイヤに交換して、マージンを得ようとしたものの、間もなく雨はやんだからたまらない。
やむなく39周目にピットに戻り、ドライタイヤに交換するとともに、早くも小高一斗に交代する。

 

45周目、トップを走る#9 MP Racing GT-RがJOE SHINDOに交代。
次の周にはD’station Vantage GT3も星野敏に交代する。
ところが、それからしばらくすると、また雨が! ほぼタイミングを同じくしてFCYが宣言されるも、これは大雨のせいではなく、ダンロップコーナーの手前で止まった車両を回収するため。
やがてセーフティカー(SC)ランに改められて、全車ウェットタイヤに交換する。

 

その時、#777 D’station Vantage GT3に続いていたのは、なんと#81 DAISHIN GT3 GT-Rだった。
スタートを担当した星野一樹が、アクシデントがあったことを忘れさせるほどの好ペースで周回を重ね、FCY宣言の直前に藤波に交代。
SCラン中の59周目にピットに戻って給油を行なったこともあり、4番手へと順位を落としはしたが、勝負権ありを強くアピールしてもいた。
そして70周目には、2番手に藤波が浮上する。

 

75周目、#777 D’station Vantage GT3がピットイン。
これで#81 DAISHIN GT3 GT-Rがトップに躍り出るが、それから間もなく目を覆うような光景が。
近藤翼に代わったばかりのマシンから右リヤホイールが脱落! 13コーナー脇にストップしてしまったのだ。これで77周目から2回目のSCランが行われる。

 

アクシデントはまだまだ続く。
2番手を走行していた#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3が給油中に炎上。
すぐに火は消し止められたが、マシンはピットに押し込まれてしまう。
3時間目を目前にSCはピットに戻ったものの、今度はその直後に大雨が! 当面の回復は望めないことから、18時7分に赤旗が出されてレースは中断。
それからしばらく、サーキットは沈黙に包まれることとなった。

 

何度も「・・・まで再開なし」のモニター上での表示が改められたが、ようやく「22時30分走行開始」とされ、22時からストレートに止められた車両に対し、メカニックによる作業が可能に。
その最中に#777 D’Station Vantage GT3がリペアエリアでの修復を終え、ピットに戻ってくる。
アクシデントから4時間を経て、遅れは実質9周。まだまだチャンスはありそうだ。

 

(はた☆なおゆき)

 

 

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