《予選レポート》ピレリスーパー耐久シリーズ2020第5戦 公式予選レポート

ピレリスーパー耐久シリーズ2020第5戦 予選レポート
D’station Vnatage GT3が3戦連続、今季4戦目のポールポジションを獲得!
ST-3クラスで埼玉トヨペットGBクラウンRSが初の予選トップ奪う!

 

本来ならば、もうシーズンオフに突入しているはずだったが、大幅なスケジュールの変更を余儀なくされたこともあり、12月も半ばに入ろうというタイミングでオートポリスを舞台に、ピレリスーパー耐久シリーズ第5戦が開催された。

12月12日の9時40分から予選が行われ、近年は夏場の開催だったこともあり、3クラスでレコードタイムが更新された。ポールポジションを獲得したのは3戦連続、そして今季4回目となる#777 D’station Vantage GT3の星野敏 / 藤井誠暢 / 近藤翼組。

そしてST-ZクラスとST-TCRクラス、ST-5クラスでレコード更新なって、それぞれ#2ケーズフロンティアSYNTIUM KTXの飯田太陽 / 加藤寛規 / 高橋一穂組、#290 F・Link Home CIVIC TCRの植松忠雄 / 井出有治 / 川端伸太朗組、#456 odula AVANTECHロードスターの橋本陸 / 勝木崇文 / カルロス本田 / 小原康二組が予選トップとなった。

 

 

最速のジェントルマンドライバー、星野敏がD’station Vantage GT3にポール呼び込む

今回もST-XクラスのAドライバー予選では、#777 D’station Vantage GT3の星野敏が速さを見せた。
気温、路面温度とも10度を切る低さであったにも関わらず、計測2周目には1分49秒400を記していたからだ。
もう1周アタックするも、1分49秒579に留まったこともあり、残り5分の段階でピットに戻ることに。
終了間際に、#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3の山脇大輔が1分50秒180を記したものの、その差はコンマ7秒にも及んでいた。

続くBドライバー予選では、パートナーの藤井がアタックラップに行く手を阻まれたこともあって、1分48秒121で5番手となるが、トップとの差はコンマ5秒だったこともあり、合算タイムではまたしても#777 D’station Vantage GT3がトップとなって、今季4回目のポールポジションが決定した。

なお、Bドライバー予選でトップは、#9MP Racing GT-Rの柴田優作で1分47秒718をマーク。
そして合算タイムでの2番手には#31 DENSO LEXUS RC F GT3の永井秀貴 / 嵯峨宏紀 / 小高一斗 / 永井宏明組がつけ、3番手は#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3の山脇 / ショウン・トン / 根本悠生組が獲得した。

 

ポールポジション

[ST-Xクラストップ] #777 D’station Vantage GT3

星野 敏
予選アタックでは狙っていたとおりのタイムが出て、自分的には満足しています。
オートポリスは本当に攻めがいがあるというか、逆に難しさが分かる、自分の実力が分かるサーキットで楽しいです。
決勝も頑張ります。

藤井 誠暢
計測行きたかった周に、引っかかっちゃったのでやめちゃったんです。
ちょっと行きたい周が行けなかったのは、もったいなかったですが、まぁでも決勝のクルマはすごく決まっているんですけど、予選用は自分もニューは今週履いていなかったので、履いてみたら予選はアンダーステアがきつかったかな。
でも、決勝はいいと思います。
全然、大丈夫だと思います。

 

ST-ZクラスでケーズフロンティアSYNTIUM KTMが今季初の予選トップ

ST-ZクラスのAドライバー予選では、#500 5ZIGEN AMG GT4の大塚隆一郎が地元ドライバーの意地を発揮。
1分56秒550で長らくトップにつけたが、終盤になって#2ケーズフロンティアSYNTIUM KTMの飯田が、1分55秒940を叩き出して逆転。

これにチームメイトの加藤も奮起。
念入りにウォームアップを行なった後に、新レコードとなる1分54秒324を記してトップに立ったことで、#2 ケーズフロンティアSYNTIUM KTMが今季初の予選トップを獲得した。
このBドライバー予選の2番手は、#23TKRI松永建設AMG GT4の元嶋佑弥だったが、1分55秒372で加藤にはほぼ1秒の差をつけられていた。

また合算タイムにおいて2番手は、#47 D’station Vantage GT4の星野辰也 / 織戸学 / 篠原拓朗 / 浜健二組。
3番手には#500 5ZIGEN AMG GT4の大塚 / 青木孝行 / 坂本祐也 / 大滝拓也組がつけていた。

 

ポールポジション

[ST-Zクラストップ] #2ケーズフロンティアSYNTIUM KTM

飯田 太陽
KTMがこのサーキットに合っているので、コーナーが多いから。
すごくセッティングも良くできていて、タイヤカスさえ拾わないでタイムアタックできれば、いいんじゃないかなと思っていました。
決勝ではいろんなクラスがいますから、抜く時にタイヤカスついたとか、あと給油口が我々のクルマ、反対側にしかついていないから、ピットに時間かかるというのが予想されているので、な全体的には厳しいレースなのかも。
できるだけ逃げて、逃げて。
ピットで追いつかれても、コースではぶっちぎっていきたいと思っています。

加藤 寛規
ニュータイヤの燃料軽くするというのは、今週初めてなんですけども、路面温度が低くて、ウォームアップにすごく苦労しました。
だけど、ウォームアップしちゃえば、ここはKTMと相性がいいので、うまくまとめられてタイムも出たので、非常に良かったです。
飯田さんのすごくいいアタックも、良かったかな。
昨日から練習して自分の課題を、一個一個克服していって、それが予選のタイムにつながったから、チーム全体でも良かったと思います。
決勝も5時間で長いですけど、まわりもウエイトハンディを積んできているので、ここは我々も勝負したいと思っています。

 

シビックまたも速し! 今回はF・Link Home CIVIC TCRがST-TCRクラスのトップ

今回は4台での戦いとなったST-TCRクラスは、Aドライバー予選で#290 F・Link Home CIVIC TCRの植松が1分56秒974をマークしてトップ。
#65 REBELLION Mars Audi RS3 LMSの松井猛敏が2番手ながら、1分56秒550を記すに留まり、コンマ6秒の差をつけられていた。

続くBドライバー予選では、#22 WAIMARAMA KIZUNA RS3 LMSの千代勝正が1分56秒848をマークし、これを新レコードとしたものの、KIZUNAとの合算タイムでは惜しくも2番手に留まってしまう。
Bドライバー予選では#97 Racerホンダカーズ桶川DOME CIVICの中野信治に続く、3番手だった#290 F・Link Home CIVIC TCRの井出ながら、合算タイムではトップとなって、第3戦以来となるクラス最前列からのスタートをもぎ取った。

 

ポールポジション

[ST-TCRクラストップ] #290 F・Link Home CIVIC TCR

植松 忠雄
ほぼ初めてぐらい、クリアで走れました。
いつもなんか突っかかったり、そもそもクリアラップ取るのが下手なんですけどね。
決して全部100%で行ったわけじゃなくて、前半タイヤが温まっていなくて、ちょっとリヤが出ちゃったりもしたんですけどね。
ほぼ思いどおりに行ったんですけど、納得はしないですね、あとコンマ2、3秒は行けたと思うので。
もてぎからクルマのセットを大幅に変えて、それがいい方向に行ったので、決勝でもいいパフォーマンス出せるんじゃないかな。
僕らの最大の利点は、3人とも同じタイムで走れるという、他の方には申し訳ないところもあるので、頑張ってここでチャンピオン決めたいと思っています。

井出 有治
リヤが温まり切っていなかったので何か所かでミスして、ジェットコースターの先なんてコースアウトしちゃったので、それなければふたり揃って同じようなタイムだったと思います。
クルマの状態は悪くないですよ。
決勝でもきちっと走れるように、そのあたりをCドライバーの川端に確認してもらって、明日のレースに備えたいと思います。
とりあえず明日のレースのスタートからレース中の1周、1周、それこそ1スティント、バックマーカーの処理とか、そのへんでレース落としてしまうと元も子もないので気負わず、とはいえ油断せず、しっかり走りたいと思います。

 

ROOKIE Racing GR SUPRAは総合でも11番手につける

今回もまた、#28 ROOKIE Racing GR SUPRAの蒲生尚弥 / 豊田大輔 / 小倉康宏 / 河野駿佑組の1台だけがエントリーのST-1クラス。
その結果、最終戦を待たずしてチャンピオンも決定した。

Aドライバー予選では蒲生が1分55秒578で、またしてもST-Zクラスのタイムを超えて、Bドライバー予選でも豊田が1分57秒847を記すまでとなっていた。

 

ポールポジション

[ST-1クラストップ] #28 ROOKIE Racing GR SUPRA

蒲生 尚弥
うまくまとめられましたし、いい予選だったと思います。
昨日ちょっと走れない時間とかもあったので、それはもったいなかったですが、みんなでちょっとずつレベルアップできていますので、順調に来ています。

豊田 大輔
昨日あんまり走行できなかったんですが、なのである意味、予選の練習できないまま臨んだ、今日だったんですけど、けっこう失敗してしまって、もったいないなぁというのが、けっこうあったんですけど、蒲生さんと一緒に練習しながら、課題だったねというところを、ちょっとずつクリアしながら走っていました。
もったいないところはたくさんあったので、そこは決勝に向けて乗り越えていければ、と思っています。

 

ST-2クラスはまたしてもROOKIE Racing GR YARISが圧倒的に速い!

早朝にはFCY訓練も実施されたウォームアップ走行が行われたが、ここで#59 DAMD MOTUL ED WRX STIがミッショントラブルでストップする波乱が。
それでも予選までに修復なったのは、不幸中の幸いだったと言えるだろう。

今回も予選トップは、#28 ROOKIE Racing GR YARISの井口拓人 / 佐々木雅弘 / MORIZO組で、まだ一度もライバルの後塵を浴びていない。
ちなみに井口は1分58秒706を、佐々木は1分58秒115をマークして、それぞれ秒差で圧していた。
合算による2番手は、#6新菱オート☆Neo GlobeDXL☆エボXの冨桝朋広 / 菊地靖 / 大橋正澄組で、#59 DAMD MOTUL ED WRX STIの大澤学 / 後藤比東至 / 石坂瑞基組は4番手からのスタートとなる。

 

ポールポジション

[ST-2クラストップ] #32 ROOKIE Racing GR YARIS

井口 卓人
前回のもてぎから調子が良くて、今回もトライしてきたクルマのセットとか方向性が、すごくいい方向に行っていて、タイム的にも良かったですし、なんとかポールも獲れました。
あとは決勝が重要なので、勝ったらどうなんだろう、決まりなのかな、もうチャンピオンが。
なんとかMORIZO選手にトップチェッカー受けてもらうために、佐々木さんと僕も頑張ってギャップを作れたら、と思っています。

佐々木 雅弘
この気温なんでタイヤが温まりにくくて、僕らのクルマ、後ろが温まりにくいんです、FFっぽい動きをするので。
で、そこをタクティが前後、普通に走って情報としてリヤが来ない、難しかったらしくって、それを聞いて僕は予選で前後を入れ替えて、ホットのタイヤをリヤに入れたので、いいタイムが出せました。
クルマとしてはオートポリスのコーナー、すごく長く続いて切っていくところ、すんごくよく曲がってくれるし、踏んでもアンダー出ずに、アンダーなんか全然出ないんで。
そういうところがクルマに合っていて、すんごいタイムが出たんです。

 

高地のオートポリスに、ターボエンジンのクラウンがマッチ!

今季デビューとあって、どのサーキットも初出場でデータが不足している、#52埼玉トヨペットGBクラウンRSながら、阿蘇山中の高地に位置するオートポリスではターボエンジンを積むことが有利に働いた。
Aドライバーの服部尚貴が2分0秒591を出せば、Bドライバーの吉田広樹も1分59秒565をマークして、ともにトップ。
開幕戦以来となる勝利を、川合孝汰と平沼貴之とともに狙うこととなった。

合算タイムによる2番手には、ランキングトップにつける#39エアーバスターWINMAX RC350 TWSの大島和也 / 冨林勇佑 / 石井宏尚がつけていた。

 

ポールポジション

[ST-3クラストップ] #52埼玉トヨペットGBクラウンRS

服部 尚貴
クラウンがオートポリスに向いていたか、いないかは、ここ高いじゃないですか? ターボに有利だったようなので助かっています。
まだ乗りにくいところはあるけど、それでもトップ獲れたと思うから、そういう意味ではターボ車に有利なサーキットで、チャンスをモノにできているかな、というのが現状。
昨日もずっとロングやったし、なんとかここを獲らないとチャンピオン争い残れないし、必勝体制で頑張ります。

吉田 広樹
服部さんが言われていたとおり、決して乗りやすいというか、まぁ完璧じゃない部分はいっぱいあるんですけど、まわりがそれ以上につらいのか、ストレートのおかげなのか、結果的にいいタイムが出て、ポールが獲れたのでそれが何よりかな、と思います。
地元なんですけど、デビューの頃はほとんど走っていませんし、普段なら仲間とか親とか見に来てくれるんですが、今回はコロナのこともあって来ていないんです。
普通のレースと一緒で、うちらのクルマに有利な部分もありそうで、良かったというぐらいです。

 

ST-4クラスに、GR Garage水戸インターGR86復活の予感あり!?

前回はST-4クラスの2位でいい流れをつかんだかと思われた、#225 KTMS 86の野中誠太 / 平良響 / 翁長実希組だったものの、早朝のウォームアップでエンジントラブルに見舞われ、予選を走ることができず。

Aドライバー予選では#310 GR Garage水戸インターGR86の久保凜太郎が2分2秒432でトップ、これに続いたのが#884 林テレンプSHADE RACING 86の平中克幸で、2分2秒983をマークする。

Bドライバー予選では、#884林テレンプSHADE RACING 86の国本雄資が2分3秒018でトップながら、#310 GR Garage水戸インターGR86の細川慎弥が2番手ながら2分3秒358で僅差におさめたこともあり、合算タイムでは第3戦以来となるトップを奪い返していた。
合算タイムでの3番手は、#18 Weds Sport 86の浅野武夫 / 藤原大暉 / 土屋武士 / 西村和則組が獲得した。

 

ポールポジション

[ST-4クラストップ] #310 GR Garage水戸インターGR86

久保 凜太郎
今週は走り初めからけっこう調子良くて、まわりに対するアドバンテージもあるなぁ、と感じていました。
前回のもてぎでちょっとチームに気の緩みじゃないけど、ある意味慣れみたいな部分があったと思うんですよ。
なので、そこもう一回引き締めたのと、前回ホームのもてぎでけっこうつらいレースをしちゃったのでクルマの悪いところをみんなで話し合って、換えなきゃいけないところはしっかり換えて、準備してきました。
それが良かったんでしょう。

細川 慎弥
昨日の流れからで言うと、自分のアタックだけで、自分の感覚で言うと、『あれ?』って感じで、今ロガーで見たら腑に落ちない自分のドライビングの部分もあるので、それはあんまり深く考えないようにしているんですが、逆に。
凛太郎が完璧なアタックで、すごいタイムを出していたので、あとは決勝、去年は決勝をトラブルでリタイアしているし、ドライバー側で接触とかそういうのは、今年に関しては多いから取りこぼしなく、ここはしっかり上位でゴールするというのに切り替えていこうと思います。

 

Odula AVANTECHロードスターが今回も速い! ST-5クラス3戦連続予選トップに

Aドライバー予選で、#456 odula AVANTECHロードスターの橋本陸が2分10秒455をマーク。
そしてこれがST-5クラスにおける新たなレコードタイムとなった。
2番手は#102 ヒロマツデミオマツダ2の佐々木孝太で2分2秒983を記していた。

Bドライバー予選ではスーパー耐久初参戦の、#66 odula TONE Ideaロードスターの中島功が2分11秒090でトップ。
中島は今年のJAF-F4チャンピオンで、佐賀在住のドライバー。
オートポリスでは今年、VITAレースでもチャンピオンに輝いた、まさに主のひとりである。

2番手には#456 odula AVANTECHロードスターの勝木崇文が2分11秒212をマークしたことから、合算タイムではトップに。第3戦以来の勝利を、カルロス本田と小原康二とともに目指すこととなる。

合算タイムによる2番手は#66 odula TONE Ideaロードスターの武地孝幸 / 中島 / ヒロボン / 太田達也組がつけ、3番手は#102ヒロマツデミオ マツダ2の佐々木 / 吉田綜一郎 / 大崎悠吾 / 加藤潤平組だった。

 

ポールポジション

[ST-5クラストップ] #456 odula AVANTECHロードスター

橋本 陸
ちょっと嫌味ったらしく聞こえるかもしれませんが、まだタイムが伸びたんですよ。
10秒4がベストラップだったんですけど、その時がにセクター2で前のクルマと引っかかっちゃって、コンマ4秒ぐらい落としちゃっているんですね。
なので、それがなければ10秒フラットとか9秒台も少し見えたんですけど、まぁそれがあってもいいタイムが残せたので、とりあえず良かったかなと思います。
決勝は長いので5時間、前は少しずつ落ちちゃったんですけど、今回は慌てず、しっかりと各々のやる仕事をこなしていきたいと思います。

勝木 崇文
予選トップは初めてで、ニュータイヤ履くのも今回が初めてで。
まぁ、何周目で来るという話は聞いていたんですけど、行き過ぎないようにして、来たなというのがあったんですが、そこに完全にはベストを合わすことができなくて…。
僕自身は自分のベストでは行けず、悔しいんですけど、とりあえず合算タイムでポール獲れたというのは、本当にほんのちょっとだけですけど貢献できたかなと思っています。

 

(はた☆なおゆき)

 

 

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