《決勝レポート》ピレリスーパー耐久シリーズ2020第5戦 決勝レポート

ピレリスーパー耐久シリーズ2020第5戦 決勝レース
D’station Vantage GT3がポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を飾る。ROOKIE RacingのGR SUPRAとGR YARISが揃ってチャンピオンに輝く!

 

ピレリスーパー耐久シリーズの第5戦・決勝レースがオートポリスを舞台に、12月13日に全クラス混走の5時間レースとして争われ、各クラス激しいバトルが繰り広げられた。

 

 

総合優勝を飾ったのは、#777 D’station Vantage GT3の星野敏 / 藤井誠暢 / 近藤翼組で、第3戦・岡山以来となる今季2勝目をマーク。

そして、ST-1クラスでは#28 ROOKIE Racing GR SUPRAの蒲生尚弥 / 豊田大輔 / 小倉康宏 / 河野駿佑組が、ST-2クラスでは#32 ROOKIE Racing GR SUPRAの井口卓人 / 佐々木雅弘 / MORIZO組が、ともに優勝を飾って最終戦を待たずにチャンピオンを決定した。

 

 

最後まで速さを見せつけたD’station Vantage GT3

季節外れと言ってもいい陽気の中で、決勝レースは行われた。
とはいえ、温度は低かったこともあり、フォーメイションラップはタイヤにしっかり熱が入るよう、3周に渡って実施された。
そのこともあってスタート直後の混乱もなく、1コーナーへのホールショットを#777 D’station Vantage GT3を駆る、ポールシッターの星野敏がしっかり決めることとなった。

オープニングラップのうちに、ひとつポジションを上げた#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3の根本悠生が、5周目に星野敏をとらえてトップに躍り出るも、その直後にドライビングスルーペナルティの指示が。
スタート違反があったのが、その理由だった。
やむなく8周目にピットに戻り、4番手に後退。
結果的に#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT4は、この遅れを取り戻すことはできなかった。

再びトップに立った#777 D’station Vantage GT3の星野敏は、そのまま逃げ続けて30周目に近藤にバトンタッチ。
この間に根本が再びトップに立ったが、43周目に山脇大輔に交代すると、近藤は再びトップに。
その後も差を広げ続けた結果、77周目の藤井との交代、117周目の近藤との再びの交代後も#777 D’station Vantage GT3はトップを譲ることなくゴールまで駆け抜け、最後は1分差での圧勝で、今季2勝目をマークすることとなった。

2位は#9 MP Racing GT-RのJOE SHINDO / 柴田優作 / 影山正美 / 富田竜一郎組が獲得し、ポイントリーダー#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3の山脇 / ショウン・トン / 根本組は4位に甘んじたことから、王座決定は最終戦にまで持ち越されることとなった。

 

 

優勝者コメント

[総合優勝・ST-Xクラス優勝] #777 D’station Vantage GT3

星野 敏
ポール・トウ・ウィンということで、最高のレースになりました。
今回はスタートから行ってリードも築けましたし、ライバルにもミスがあって助かりました。
結果的にはみんなノーミスで行けて、最高でした。
ぎりぎりチャンピオンの可能性も残っていますので、諦めずに頑張ります!

藤井 誠暢
オートポリスはタイヤの磨耗が厳しいし、特に長いレースなので、決勝のセットアップを今回はすごく重視して持ち込んできました。
予選は苦しかったですが、決勝は安定していたので、チームスタッフがいいクルマ作ってきてくれたことに感謝していますし、僕らドライバー3人もいい仕事できて、完璧なレースになりました。

近藤 翼
チームみんながいい仕事できて、ミスなく強いレースができたので、本当に嬉しかったです。
本当に完璧でした。
いい状態で走らせてもらえて感謝しています。

 

 

ST-ZクラスはENDLESS AMG GT4が3勝目を挙げて、2連覇に王手!

ST-Zクラスは、#2 ケーズフロンティアSYNTIUM KTMの飯田太陽 / 加藤寛規  /高橋一穂組が予選トップ。
しかし、スタート担当の加藤はオープニングラップのうちに、#47 D’station Vantage GT4の織戸学にトップを奪われてしまう。
それでもピタリと食らいついて離れなかった加藤は、17周目のジェットコースターストレート先のボトムで逆転。

さらに2周後、デブリ回収のために出た、FCY(フルコースイエロー)の対応がスムーズでなかった織戸が前に出てしまい、解除後に加藤にだけ譲るつもりが、背後に迫っていた#23 TKRI松永建設AMG GT4の元嶋佑弥にも先行されてしまう。
その後はウエイトに苦しんでいたはずの#3 ENDLESS AMG GT4の山内英輝の接近も許すことに。

さらに織戸には不運が続く、クラッシュ車両の回収で再びFCYが出るが、ガソリンが保たず、やむなくピットイン。
これがペナルティの対象となり、60秒ストップを課せられてしまう。
これで加藤からステアリングを託された飯田が一気に有利になり、大量のリードを奪ったものの、第3スティントを担当した高橋が、ST-5車両との接触でスピンを喫してしまう。
ピットで前に出ていた格好の#3 ENDLESS AMG GT4の高橋翼が、これにより大量のリードをつかむこととなる。

そして最後の勝負は菅波冬悟と、再び乗り込んだ織戸とで繰り広げられるかと思われたものの、#3 ENDLESS AMG GT4はわずかに差を詰められるに留めて、第2戦以来となる3勝目をマーク。
ほんの少しだけポイントが足らず、王座決定を最終戦にまで持ち越すも、大きく王手をかけることとなった。

 

 

優勝者コメント

[総合優勝・ST-Zクラス優勝] #3 ENDLESS AMG GT4

内田 優大
全ドライバーとチームが素晴らしい仕事をしまして、これだけの差をつけて優勝できたのは本当に嬉しいですね。
とりあえずチャンピオンのことは考えずに、鈴鹿の最終戦を優勝するつもりで、しっかり頑張ります!

山内 英輝
いや〜、嬉しいですね。
やっぱりシリーズに向けて大事な一戦だったので、本当にチームのみんなにとって。
今回、菅波くんの戦力もあって、こうやって勝てたのは本当に嬉しいですね。
この勢いで最終戦も頑張ります。

高橋 翼
久々の優勝だったので、ものすごく嬉しくて、みんなのおかげです。
感謝したいですね。
タイヤも今回、厳しい中でひとりひとり仕事してくれたので、その結果が優勝なので嬉しいです。

菅波 冬悟
本当に今週は練習走行からクルマが決まりきれずに、試行錯誤をしながらやっていたんですが、安パイとるか攻めるか迷って、攻めた結果いい方向に行って、それが勝因のひとつになって、本当に良かったです。

 

 

ST-TCRクラスはRacerホンダカーズ桶川DOME CIVICが今季初優勝

ST-TCRクラスは#290 F・Link Home CIVIC TCRの植松忠雄 / 井出有治 / 川端伸太朗組が、予選でトップ。
スタートを担当した植松が決勝をリードしていくが、最初のピットでボンネットが開けられ、やがてピットの中に入れられる。
ウォーターポンプのベルトが切れてオーバーヒートに見舞われ、1時間目を待たずにリタイアを喫してしまう。

これでトップに立ったのは、#22 WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3のキズナだった。
しかし、第2スティントを担当した大草りきは、ピットで#97 Racerホンダカーズ桶川DOME CIVICに逆転されて、小出峻を追いかけることとなる。

第3スティントは真逆の展開に。
やはりピットで#97 Racerホンダカーズ桶川DOME CIVICの中野信治は、#22 WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3の千代勝正の先行を許していたからだ。
しかし、ここまではコース上での順位変動はなし。
ラストスティントは、それぞれ再び若手に託され、今度は大草に小出が徐々に迫っていく。
そして123周目のセクター3で小出はついにトップに浮上し、そのまま#97 Racerホンダカーズ桶川DOME CIVICは逃げ切りを果たして今季初優勝。

リタイアの#290 F・Link Home CIVIC TCRはランキングトップを死守したものの、2位でゴールの#22 WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3がポイントで急接近。
最終戦で先着した方に、栄冠が輝くこととなる。

 

 

優勝者コメント

[総合優勝・ST-TCRクラス優勝] #97 Racerホンダカーズ桶川DOME CIVIC

遠藤 光博
今季初勝利です、ちょっと長かったです。
練習走行からクルマのバランスは良くて、予選はちょっと失敗しちゃったんですけど、決勝はちゃんと行けるかなと思っていました。

中野 信治
今季初優勝ですね。
ほんと、作戦どおりで思ったような展開になって、とりあえずチームがミスなく、ピットストップもこなしてくれて、この週末を通して何の不安もなく。
ドライバーも走ることに集中することができたので、チームにも感謝していますし、チームメイトの小出もそうだし、遠藤さんもいい仕事をしてくれたので、とりあえずホッとしています。
最終戦も出る予定です。

小出 峻
四輪レースに上がって、これが初優勝です。
僕が出て行った時は、少しタイム差があったんですが、その後90分乗るので残り長かったので、タイヤメネージメントしっかりやりながら、後半までペースをキープして走れたのが優勝につながったと思います。
大草選手はスクールの同期、ライバルなんで負けられなかったし、中野信治さんには教えていただいていたので、最終スティントで逆転して優勝できて、嬉しく思っています。

 

 

ST-1クラスはチャンピオンの凱旋レースに!

またしても孤軍奮闘の戦いとなったため、走らずしてチャンピオンは#28 ROOKIE Racing GR SUPRAの蒲生尚弥 / 豊田大輔 / 小倉康宏 / 河野駿佑組に決定したST-1クラス。
総合11番手から、今回は豊田がスタートを担当し、ST-Zクラス勢にも引けを取らぬスピードを披露した。
そこからは蒲生、小倉、河野の順でつないで、途中で河野が1コーナーでコースアウトするも、なんとかコースに復帰。

残り1時間は再び豊田が担当し、チェッカーは#32 ROOKIE Racing GR YARISと並んで受ける、最高の演出も!

 

 

優勝者コメント

[総合優勝・ST-1クラス優勝] #28 ROOKIE Racing GR SUPRA

蒲生 尚弥
チャンピオン獲れて良かったです。
レース中もみんなミスなく、シーズン通じて走り切った結果だと思うので、本当に良かったと思います。
最終戦はバトルになりそうですが、また勝って終わりたいです。

豊田 大輔
今シーズン初めてスタートを担当させてもらって、緊張したんですが、意外と前の車両にも着いていけたので良かったなぁ、と。
ピットの方がだいぶ盛り上がっていたようですが、自分の方は淡々と走らせていただいて終わりました。
シーズンを通して、ひとつひとつ課題をクリアしながら走行させていただいたので、シーズンの初めより走行スキルは向上できたのを実感できたので、それが良かったと思います。
(ヤリスと並んでのチェッカーは)あれはピットが計算してくれて、このペースで行けばマッチングしますのでランデブー走行してくださいと。
いい今年の締めくくりを、まだ一戦ありますけど、できたんじゃないかと思います。

小倉 康宏
いや〜、まさかチャンピオンが獲れるとは思ってもいないですよね。
でも、しっかり完走しなきゃいけないというのが最初からのコンセプトだったので、前回は走れなかったですけど、もう、今回も含めて最終戦までしっかり走れれば、データもしっかり取れるんじゃないかな、という感じがしています。

河野 駿佑
皆様のおかげで獲れました。
たくさんの人がこのクルマに関わっていて、先行開発ということで、いろいろ試行錯誤しながら、トラブルが出ても直してくれるチームがいて、そういう人たちがいて、前回だけは走れませんでしたが、それ以外は素晴らしいレースができたんじゃないかと思います。
個人的には今回、ミスもあって恥ずかしい思いもしてしまったんですが、個々の課題にトライしながら、大輔選手と小倉選手が非常にいいペースで走ってくれて、しっかり完走して、僕は本当にあの時に埋まらなくて良かったです(笑)。

 

 

圧勝でROOKIE Racing GR YARISがチャンピオンに輝く

ST-2クラスは、#32 ROOKIE Racing GR YARISの井口卓人 / 佐々木雅弘 / MORIZO組が、予選から圧倒的な速さを見せたことで、全力を尽くして対抗しようとした結果か・ライバルたちにトラブルが相次ぐことに…。
それは8連覇を最後まで諦めずにいた、#59 DAMD MOTUL ED WRX STIの大澤学 / 後藤比東至 / 石坂瑞基組にも。
最後はミッショントラブルを抱え、3位で完走を果たすのがやっとだった。

3勝目を、実に18周もの差をつけて獲得した、#32 ROOKIE Racing GR YARISが最終戦を待たずして戴冠決定!
新たな時代の幕開けを感じさせた。

 

 

優勝者コメント

[総合優勝・ST-2クラス優勝] #32 ROOKIE Racing GR YARIS

井口 卓人
いや〜、本当に前回のもてぎからクルマが速くなって、速くなってというか開発の人の努力だと思うんですが、ここ2戦は速いヤリスに乗れて、努力が実ったんだと改めて感じました。
今回はちょっとライバル勢のトラブルも多発して、大きな差がついてしまいましたが、我々は集中して、できる限りの仕事をして、MORIZO選手にチェッカーを受けていただいて、スープラと一緒にチェッカーラインをくぐってもらってチャンピオンになれて、すごく記念になった1年でしたね。

佐々木 雅弘
すごくMORIZO選手のペースが良くて、決勝で今週のMORIZO選手のベストラップ、3秒台が刻まれたので、ものすごく燃料で重い状態でクルマがしっかり走れるという証明になったと思うし、その後に長いスティントを井口がやってくれて、僕はスタートだけで見守っていたんですが、最後はMORIZO選手にしっかりチェッカーを受けてもらって、今年ヤリスが世の中に出てきてアピールできて、スーパー耐久という場が市販車の開発の場になってきて、それが今回こういうところで走れて優勝できて、勝った皆さんがすごく喜べるクルマになったと思うので、トヨタファンやGRヤリスファンに、この結果を見て買ってもらって喜んでもらいたいと思います。

MORIZO
このクルマ、今年発売したばっかりで、自動車業界は電動化とか大事なんですけど、そんな中で久々にモータースポーツに新風が現れたと思うんですよね。
そんな中で壊して、いろんな人が使う前にプライベーター目線で壊して、強くしていくのが目的だったんですけど、本当にメーカー始め、うちのエンジニア始め、ドライバー始め、本当によくやってくれましたね。
思った以上に速いだけじゃなくて、強いクルマに短期間でできたと思います。
だから富士の時とは私のようなドライバーでさえ、運転のしやすさを感じられて、恐怖、恐怖で走っていたのが安心して走れるようになってきました。
クルマが仕上がったので、いろんな人に使われたらいいな、と思っています。

 

 

埼玉トヨペットGBクラウンRSがST-3クラスで2勝目をマーク

ST-3クラスで予選トップだった、#52 埼玉トヨペットGBクラウンRSの服部尚貴 / 吉田広樹 / 川合孝汰 / 平沼貴之組は、決勝でも変わらぬ速さを見せつけた。
川合がスタートから逃げまくって、ライバルを一切寄せつけず。
ターボエンジンながら燃費も意外に良く、ピットタイミングもほぼ一緒とあっては、ライバルにそこで出し抜く隙さえ与えなかった。
その後の服部〜平沼〜吉田のリレーも完璧に、最後は34秒もの差をつけて開幕戦以来の勝利をもぎ取った。

その後方では目まぐるしく順位が入れ替わっていたものの、しぶとく2位でゴールしたのは、#39 エアバスターWINMAX RC350 TWSの大島和也 / 冨林勇佑 / 石井宏尚組。
ランキングトップも守り抜いたものの、#52 埼玉トヨペットGBクラウンRSの急接近を許しており、最終戦でのバトルが激しく競われそうだ。

 

 

優勝者コメント

[総合優勝・ST-3クラス優勝] #52 埼玉トヨペットGBクラウンRS

服部 尚貴
いいレースになりましたね、ここはターボって高いところに行くと得なんだな、って思った(笑)。
初めて! けど、すべてうまくいったし、すごくクルマも安定していて、どうしてもここのサーキット、タイヤが落ちていっちゃうけど、その中でいい感じで、みんなキープできたし。
最初に川合がいい感じでギャップ作ってくれて、それによって余裕ができて、いろんなことができたので、ある意味作戦の幅も広がったし、今回はいろいろ考えたとおりにうまくいったレースでした。
3.5ポイントかなんか差があるらしいから、頑張ります。

吉田 広樹
予選の時からそうだったんですが、やっぱりエンジンのターボっていう特性もあって、ここに合っていて、何よりもタイヤに厳しい部分はあったんですが、メカさんが3回のタイヤ交換を、多少のロスはあったり、なかったりしたんですが、大きなロスなく送り出してくれたので、そこが一番大きかったと思います。
僕らのギャップをなくさないで、タイヤ交換しても送り出してくれたので、本当にそこが大きなターニングポイントだったんじゃないかと思います。
鈴鹿で最後、決着をつけるというのは楽しみでもあるし、僕らまだマシンに足りない部分は分かっているので、そこを最終戦に向けてアジャストできたらな、と思っています。

川合 孝汰
もてぎが終わってから、チームの皆さんがいろいろ試行錯誤していただいて、ここにクルマを持ってきてくれたので、本当に走り初めからすごく乗りやすくて、ペースも良くて安心して周回を重ねることができました。

平沼 貴之
今回は完璧でしたね。
最終戦で前に出た方がチャンピオンなんで、分かりやすくて良いです!
今回、高地だったのでターボエンジンの回りが良かったのと、燃費も良かったんで、それがすべてだったと思います。
トラブルもなかったわけではなかったのですが、昨日とか一昨日に出切ったのは、そういう意味では良かったと思います。

 

 

トンネルから脱出なってGR Garage水戸インターGR86が、久々の優勝飾る

ここ2戦、#884 林テレンプSHADE RACING 86の平中克幸 / 国本雄資 / HIRO HAYASHI / 石川京侍組の逆襲を食らい、逆風ムードも漂っていた、ポイントリーダーで#310 GR Garage水戸インターGR86を駆る、久保凜太郎 / 細川慎弥 / 坪井翔組だったが、予選では完全に流れを取り戻した感はあり、まずはトップに。
決勝でも激しい一騎討ちが予想されたものの、スタートから久保が逃げていく。
それでも平中は有視界で続くと、先に国本と代わったことでピットでの逆転に成功。
5周後に交代した坪井の前に出る。

だが、ごくわずかの差に留めたことで、わずか3周で坪井はトップに。
少しずつ国本との差を広げていく。
第3スティントも#884 林テレンプSHADE RACING 86の方がピットは早く、しかし今度は次に託された#310 GR Garage水戸インターGR86の細川は、ついに逆転を許さぬまでに。
早めの交代となった最終スティントは再び久保が担当し、あとはゴールを目指すだけという状況の中、石川はギリギリまで交代を遅らせ、なんとか逃げ切ろうとしたが、それにはリードが十分ではなく…。

ラスト20分でHAYASHIが乗り込むと、久保は遥か彼方にいたばかりか、その後ピット作業違反のドライビングスルーペナルティを受け、#884 林テレンプSHADE RACING 86は万事休す。
それでも2位で踏み留まったことで。
差の拡大を最小限に。
最終戦は#310 GR Garage水戸インターGR86とのバトルが、最後の最後までヒートアップしそうだ。

 

 

優勝者コメント

[総合優勝・ST-4クラス優勝] #310 GR Garage水戸インターGR86

久保 凜太郎
ホッとしましたね。
今週は走り初めから良かったので、今週はいけるなという感じがあったので、持ち込みから良かったのが、ずっとペースよく走れた勝因かな、と思っています。
今週はスピードがあったので、そこを活かした作戦が採れた、って感じですかね。
富士よりも今週は速さという意味ではあったと思うので、良かったですね。

細川 慎弥
やりましたね。
ドライビング的に序盤はちょっと苦しかったんですけど、冷静に、そのあとタイムは状況的に出せたと思うので、良かったですね、自分のスティントも。
自分の故郷で王手をかけて、自分がドライバーとして育ったコースでチャンピオンを決められたら。
まぁ、最強のふたりがいるので、やりますよ!
焦らず、しっかりと流れを作っていければ、着いてくると思います。

坪井 翔
前回はまったく速さが足りない中で負けだったので、チームがリセットしてくれたので、今回しっかり勝たないと、チャンピオン争い厳しくなると思ったので、もう一回気を引き締めてレースができて。
練習中から好調で、それをしっかりキープできて優勝できました。
これで最終戦にかなり王手をかけて行けることになったので、かなりいいレースでした。

 

 

Odula AVANTECHロードスター、辛くも逃げ切りなって2勝目をマーク

ST-5クラスの予選トップは、#456 odula AVANTECHロードスターの橋本陸 / 勝木崇文 / カルロス本田 / 小原康二組。
このクラスは燃料タンク容量と1回に給油できるガソリン量の少なさから、義務づけられた3回のピットでは済まず、そのつどポジションが入れ替わることでお馴染みながら、最後まで#456 odula AVANTECHロードスターの優位性は失われず。
なんとか4回で済まそうとしたものの、残り8周でスプラッシュ給油の一幕も。
それでも、最後は24秒差で逃げ切り、第3戦以来となる2勝目をマークした。

2位は#72 ナチュラルチューニング☆クスコ☆NATSの小松寛子 / 猪爪杏奈 / 岡原達也 / 金井亮忠組が獲得、初めての表彰台へ。
メカニックを務めるNATSの学生たちは、試験や就職準備のため1月はレース活動できないため、これが今シーズン最後のレース。
最高の形での締めくくりとなった。

そしてランキングトップだった、#69 J’S RACING☆FITの梅田真祐 / 久保田英夫 / 窪田俊浩組は3位に甘んじたこともあって、王座獲得こそ今回で決められなかったものの、最終戦にはかなり有利な立場で臨むこととなった。

 

 

優勝者コメント

[総合優勝・ST-5クラス優勝] #456 odula AVANTECHロードスター

橋本 陸
運も味方してくれて、同じチームのクルマ、66号車のハブがダメになっていたんで、こっちも同じトラブルが出ないか不安になってペースを落としたりしていたんですけど、途中まぁ、後ろからも迫ってきたのでペース上げて、なんとかセーブしながらゴールまで運べて良かったです。
5回目のピットは後ろとの差もあったので、ぎりぎり攻めるよりもスプラッシュ一発やったほうがいいっていう決断が入って、急きょのピットインです。
僕は2勝目なんですが、勝木くん、初優勝です!

勝木 崇文
はい、そのとおりです。
こんな形で優勝できるなんて思わなかったんですが、今週末はAドライバーの陸くんに頼りっきりだったんですが、僕はもっといい仕事したかったって気持ちもあったんですが、まぁまぁ(笑)。
優勝できて本当に嬉しいですね。
この先も頑張っていきたいです!

カルロス本田
若い子が頑張ってくれたので、それで優勝できて良かったです。
ありがとうございます。
決勝は僕は走らず、上でずっとコントロールしていました。
この勝利はチームの力です。

小原 康二
僕は岡山の時に乗っていなかったんですが、前回のもてぎに続く乗車で、みんなの力で優勝に導いていただき、本当に感謝しています。
やっぱりチーム力で、皆さんに引っ張ってもらって、表彰台に乗せてもらえた感じで、しかも優勝までもらえて、本当にチームの皆さん、他のドライバー3名に本当に感謝しています。

 

 

(はた☆なおゆき)

 

 

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