《予選レポート》開幕戦 SUZUKA S耐 “春の陣”

March 31, 2018

ピレリスーパー耐久シリーズ2018 開幕戦 SUZUKA S耐 “春の陣” 予選レポート
久々開幕の地となった、鈴鹿での予選は熾烈を極め!

 

スーパー耐久シリーズは鈴鹿サーキットから幕を開け、予選が3月31日(土)に行われた。
52台にも及んだエントリーの頂点に立ったのは、#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの内田雄大/藤井誠暢/平峰一貴組で、久々のポールポジションを獲得することとなった。

 

 

ST-4クラスは足掛け2年、6戦連続ポールをTOM’S SPIRIT 86が獲得!

今回は土曜日の午前中にフリー走行が行われ、その間に初めて導入されたFCY(フルコースイエロー)の訓練があらかじめ実施される予定となっていた。
しかし、アクシデントもあって実際に実施されたばかりか、2回も赤旗が出されて、最後はチェッカー直前だったこともあり、そのまま終了。
やや波乱含みのスタートとなってしまう。

 

 

午後からの予選は引き続き天候にも恵まれ、絶好のアタック日和となっていた。
ちなみにフリー走行のベストタイムは、#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの藤井誠暢がマークした2分2秒672だったが、これは全クラス一斉の走行でクリアラップが取りにくい状態ではあった。
今回、決勝レースは全クラス混走の5時間で争われるが、予選のみA、Bグループに分けられての走行だけに、そのタイムを上回る可能性があることは予想されていた。

まずはグループ2のAドライバーセッションから。
ST-4クラスのトップは#55 Sunoasis田中建設86のたしろじゅんで、2分21秒103をマーク。
2番手には#29 T’s CONCEPT 86の佐々木雅弘選手、3番手には#86 TOM’S SPIRIT 86の松井孝允選手がつけ、その差はコンマ7秒、コンマ8秒。
Bドライバーセッションで、#55 Sunoasis田中建設86の伊藤毅選手がどこまで踏ん張れるか注目されたが、2分24秒265からの伸びを欠く。
その間に2分22秒070をマークしてトップに立ったのは中山雄一選手で、合算タイムにおいて#86 TOM’S SPIRIT 86がトップに浮上。
チームに新加入の中山選手にとってはST-4クラスで初の、そしてチームにとっては昨年の第2戦から続く、6戦連続でのポールポジション獲得に。
2番手は#55 Sunoasis田中建設86で、3番手は加藤彰彬と堤優威がアタックを担当した#54 TC CORSE iRacing ROADSTERが獲得した。

 

ST-5クラスは大逆転で初参戦の、冴えカノレーシングWITH FCAがポール!

ST-5クラスでAドライバーセッションのトップは、#4 THE BRIDE FITをドライブする芝谷純三で2分33秒672をマーク。
トップ5が1秒以内に続く混戦状態の中、勝負はBドライバーに託されることに。

 

 

まずトップに立ったのは#4 THE BRIDE FITの太田侑弥ながら、直後にマシンをコース脇に止める。
燃料ポンプのトラブルで幸い復帰はなったものの、ピットに戻っている間に#168 冴えカノレーシングWITH FCA FITの窪田俊浩が2分32秒783をマークし、合算タイムでは逆転に成功。
だが、再出走なった太田は終了間際に2分33秒096をマークして、合算タイムでは再逆転を果たすこととなった。

ところが、#4 THE BRIDE FITのポールポジションは幻に…。
ピット作業違反があって、2グリッド降格のペナルティが課せられてしまったためだ。
これにより、繰り上がって初参戦にして初のポールポジションを、藤井潤と窪田がアタックを担当した#168 冴えカノレーシングWITH FCA FITが獲得。
2番手は筒井克彦と大塚隆一郎がアタックを担当した、#2 TEAM 221ロードスターが獲得することとなった。

 

スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが久々のポールポジション獲得に

グループ1のAドライバーセッションでは、昨年の最終戦を制した#777 D’station Porscheの星野敏が2分3秒072をマークしてトップ。
これに#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの内田雄大が2分3秒355で、#99 Y’s distraction GTNET GT-Rの浜野彰彦が2分3秒846で、そして#3 ENDLESS GT-RのYUKE TANIGUCHIが2分3秒885で、それぞれ僅差で並ぶ。

 

 

続いて行われたBドライバーセッションでは、#3 ENDLESS GT-Rの山内英輝が2分0秒680をマークしてトップに立つも、その直後に#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの藤井誠暢がシケインで完全に引っかかりながらも、2分0秒945をマーク。
その結果、合算タイムでは#3 ENDLESS GT-Rを、#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rがコンマ2秒だけ上回り、2016年の最終戦以来となるポールポジションを獲得した。
3番手は星野一樹が2分1秒550を記した#99 Y’s distraction GTNET GT-Rで、荒聖治が2分2秒台を切れなかった、#777 D’station Porscheは4番手に甘んじることとなった。

トップ8が順当にST-Xクラス勢が占める中、これに続いたのはST-1クラスの#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup。
JACK、影山正美ともトップタイムをマークした。

 

 

ST-TCRクラスはアウディ勢が上位を独占!

総合11番手で、ST-TCRクラスのトップは#19 BRP★Audi Mie RS3 LMSが獲得。

このクラスもまた、HIROBONとYOSSYがともにトップタイムをマーク。
2番手に竹田直人と白坂卓也がアタックを担当した#45 プリズマ☆イリヤRS3 LMSがつけ、アウディ勢で上位が独占される。
一方、注目の新型シビックは、植松忠雄と中野信治がアタックを担当した#97 Modulo CIVICが3番手につけた。

 

 

ST-3クラスでは、Aドライバーセッションで連覇を狙う#39 ADVICS TRACY RC350 TWSの手塚祐弥が2分15秒956をマークして、2番手以下を1秒以上引き離すも、それ以上の驚速をBドライバーセッションで#38 muta Racing ADVICS IS350 TWSの阪口良平が見せた。
なんと2分15秒422は、実に11年ぶりのレコード更新となった。
堀田誠とともに阪口は久々のポールポジション獲得に、笑顔を見せていたのはいうまでもない。

 

 

2番手は#39 ADVICS TRACY RC350 TWSで、3番手は長島正明と小松一臣がアタックを担当した、#15 岡部自動車T-MAN Z34が獲得した。

そしてST-2クラスでは、大澤学と後藤比東至が揃ってトップだった、#59 DAMD MOTUL ED WRX STIがポールポジションを獲得。
相変わらずの速さを見せつけた。
2番手は冨桝朋広と菊地靖がアタックを担当した、#6新菱オートDIXCELエボXが獲得した。

 

 

 

ST-Xクラストップ #24スリーボンド日産自動車大学校GT-R

内田雄大「僕もちょっと、もっとタイム出たと思うし、藤井さんも最後引っかかってしまったんですが、ふたりまとまって2位、2位ということだったので、ポールが獲れて本当に良かったです。
この開幕戦でポール獲れたのは大きいですし、これからのレースに向けて勢いづけられると思います。
今年はゼッケン1の奪還、目指すところはそれしかないです」
藤井誠暢「シケインで引っかかっちゃったんですが、それがなければ0秒3でしたね。それぐらいは出たと思います。
59秒は見えなかったけれど。
でも、そこまでのタイムは良かったし、引っかかってのタイムなので、そういう意味ではクルマの仕上がりは与えられている中では悪くないので、結果的に合算してポールが獲れているし、幸先良く。やっぱり抜けない鈴鹿で先頭からスタートできるのは、すごく利点があるので、そういう意味でも非常に良い状況なんです。
今年からタイヤが変わって、正直今回のレース終わらないと全然予測がつきません。
でも、優勝に向けて全力を尽くします」

 

ST-1クラストップ #31 Nissoku Porsche 911 GT3 Cup

JACK「今年はST-1クラスでの参戦ですが、クルマが間に合っていないので、今回はST-1クラスでの参戦になります。
次回あたりからになりますかね。
スーパー耐久は2年目ですが、まだまだ練習しなくちゃいけないこと、学ばなくてはいけないことがたくさんありますんでね。
やっぱり、いろいろ教えてもらっているので、そのとおりやるとちゃんと上がりますね。
決勝の中でもいろいろ学んでいきたいと思います」
影山正美「次からたぶんST-Xクラスでの参戦になると思うので、ライバルが同じ車両だと楽しいでしょうね。
でも、向こうより1年多く走らせているので、その分の経験が、有利さがタイムに現れているんでしょうね。
やっぱりライバルがいると楽しいので、楽しくレースしたいと思っています」

 

ST-TCRクラストップ #19 BRP Audi Mie RS3 LMS

HIROBON「ちょっと失敗もあったんですが、なんとかまとめられました。
ひとりだけ14秒台はめっちゃ嬉しい。
一番前から出られるのは最高の気分ですし、ホームコースの鈴鹿だから本当に最高です。
決勝でもこの調子で頑張ります!」
YOSSY「まずAドライバーのHIROBONがいいタイムを出してくれて。
週末にかけてセット、ロングも含めて全部できて、自信ありました。
でも、あのタイムが出るとは思わなくて、僕の予選の時も同じように行ったんですが、計測1の時に130Rで後ろ、ちょっと脱輪しちゃって、なかなかうまくまとめることができなかったんです。
でも、なんとか計測次の2周目でまとめられたという感じで。
Aドライバーのリードがすごくあったので、それに助けられた感じです」

 

ST-3クラストップ #38 muta Racing ADVICS IS350 TWS

堀田誠「良平が頑張ってくれたのでね、10年ぶりぐらいのコースレコードで! 僕の方はなんとか、ギリギリ目標タイムをクリアできましたが、なかなかクリアラップを取れず、完璧なアタックではなかったんですが、それでも僕の中では上出来です。
ピレリタイヤに合わせて、本当に一生懸命メカさんが、エンジニアさんがセット出しをしてくれたので、それがぴったり決まっていたので良かったです。
鈴鹿で優勝したいと思います」
阪口良平「個人的にもやっぱり名誉なことなので、名前が(レコード獲得で)残るのはすごく嬉しいことです。
堀田さんのアドバイザーという形でも僕はいるんで、僕が乗りにくいクルマだと、さらに乗りにくくなるから、ちゃんとクルマ作ろうと思ってやってきて、これがちょっと形になったので、このレースウィークのクルマはもう足まわりに関しては触らずにいけたぐらい。
レースでは走りやすい場所を走って、できるだけマージンを作って堀田さんにつなぎたいと思っています」

 

ST-2クラストップ #59 DAMD MOTUL ED WRX STI

大澤学「いつものとおり、また僅差でヒヤヒヤしたんですが、ポール獲れて本当に良かったですね。
まだピレリのタイヤの一発の出し方が分からなくて、何周もぐるぐる回っちゃって、ちょっと失敗しちゃったかな、と思ったんですが、まぁなんとか。
今はホッとしています。
まずは新しいメンバーも加えて、ドライバーラインアップ的には強力になっているので、みんなにお任せする感じで、今年は楽をしようと思っています(笑)」
後藤比東至「本当にギリギリ、すごい僅差でしたが、ポールポジションが獲れて本当に良かったです。
タイヤがやっぱりまだつかめていないんですが、試し試し行ったところがうまくいった感じで。
実感とは結びついていないんですが、結果として良かったので、これを蓄積していきたいと思います。
決勝ではやることを確実にやるだけです」

 

ST-4クラストップ #86 TOM’S SPIRIT 86

松井孝允「思ったタイムには行かなかったんですが、それでも結果的にチームでポールは獲れているので、まぁ悪くないなという感じで。
明日のレースは5時間で長いので、スタートでもし抜かれてもチームが作戦を考えてくれているので、今日はひとまずホッとしています。
明日に向けて坪井選手がロングの確認をしてくれているので、セットも少し変えて。
より良くなればいいな、と思います」
中山雄一「ST-4クラスは初めてで、他のチームの勢力関係とかも全然分からない状態の中、Aドライバー予選はすごく熾烈な争いで、すごい予選だなと思っていて、その中で松井選手が3番手を獲ってくれて、タイムも接近していて、僕がいいタイムを出せば、ポールも獲れるな、と。
タイムとしては、松井選手のコンマ1秒落ちですけど、初めての予選としては無難にこなせたと思います。
総合力では一番のチームだと思うので、決勝もいいレースができそうです」

 

ST-5クラストップ #168 冴えカノレーシングWITH FCA

藤井潤「前日から比べると、自分でもかなり納得できる走りができたと思います。
まだちょっと足りないところとか、マシンに慣れないところがあって、まだ行きたかったというのは正直な話あります。
今、ポールが獲れたっていうのを聞いたんですが、本当に嬉しいです。
なかなか獲りたくても獲れないものですから。
決勝は頑張るだけです、あとは監督の指示どおり。
ドライバーのみんなと一緒にやっていきたいと思っています」
窪田俊浩「クルマを初日から細かくアジャストして行って、速さよりも安定してタイムを刻めるように、あとドライバーがみんな乗りやすいっていうのを大前提にしていていったら、どんどんクルマのスピードも出てきて。
で、Aドライバー予選見ていて、いろいろ想像していて、これは2秒確実に入るな、っていうのは確信していたので比較的落ち着いて走れました。
でも、新規のチームで、2番手でも上出来なんじゃないかって思っていました。
明日はとりあえず無理せず、みんなで笑ってチェッカーを受けましょうって話しています」

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