スーパー耐久シリーズ

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ニュース: 2024.05.22

第1戦振り返り/第2戦プレビューレビュー

2024年のENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEは、いよいよシーズンのハイライトである第2戦富士SUPER TEC 24時間レースを迎える。2018年から開催され、これまでも数多くのドラマが生まれてきた。シリーズにとっても獲得ポイントが大きく、チャンピオン争いにとっても重要な一戦とも言える。

 

今シーズンも年間を通じて戦っているチーム以外に楽しみなエントリーも多く、またDドライバーやEドライバーに、国内外のトップカテゴリーで戦ってきた豪華なドライバーが起用され、すでに話題となっている。4月20日(土)〜21日(日)に熱戦が展開されたスポーツランドSUGOでの第1戦を振り返りながら、第2戦富士SUPER TEC 24時間レースをプレビューしよう。

 

ST-X

GT3カーで争われるST-Xクラスは、第1戦SUGOには4台がエントリーした。レースは#14 中升ROOKIE AMG GT3がポールポジションを獲得し、レース序盤は#31 DENSO LEXUS RC F GT3や#23 TKRI松永建設 AMG GT3との激しい争いが展開された。

ただ、スタートから1時間を過ぎた頃のセーフティカーランが展開を分けることになる。レース中盤までは#23 TKRI松永建設 AMG GT3がプロドライバーのリレーでリードしていたものの、セーフティカーランのタイミングでピット作業を行っていた#14 中升ROOKIE AMG GT3が展開を有利に進め、終盤に逆転。2023年のチャンピオンが幸先の良い開幕戦勝利を飾った。

迎える第2戦富士SUPER TEC 24時間レースには、1台増え5台が参戦する。その1台は、アジアを中心に世界中のレースで華々しい成績を収めている強豪Craft-Bamboo Racingだ。メルセデスAMG GT3を走らせ、アジアのレースで活躍してきたドライバーたちが乗り込む。さらに今回は、2022年にメルセデスでST-Zクラスチャンピオンを獲得した太田格之進が加わった。

もちろん、他のレギュラー参戦するチームも、豪華なドライバーを加え24時間レースに臨む。#31 DENSO LEXUS RC F GT3には中山雄一が、今回初の富士SUPER TEC 24時間レース参戦となる#23 TKRI松永建設 AMG GT3には松浦孝亮が加わる。昨年初参戦ながら優勝を飾った#14 中升ROOKIE AMG GT3が優勝争いの中心になることも予想されるが、富士SUPER TEC 24時間レースで無類の強さを誇る#81 DAISHIN GT-R GT3も優勝候補だろう。

ST-Z

GT4で争われるST-Zクラスは今季も多くの台数がエントリーしており、第1戦SUGOには11台がエントリーし、SUGOではグループ2の最速クラスとしてレースが展開された。ポールポジションを獲得したのは#26 raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4で、レースは途中#20 NANIWA DENSO TEAM IMPUL Zのクラッシュや接触等があったものの、#26 raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4と、昨年王者の#52 埼玉 GB GR Supra GT4のトップ争いが展開された。

そんなレースでトップチェッカーを受けたのは#26 raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4だったが、フィニッシュ後にまさかの展開が。トランスポンダーの切替不備によるタイムペナルティが課され、#52 埼玉 GB GR Supra GT4が優勝を飾ることになった。

第2戦富士SUPER TEC 24時間レースには、#111 BUZZ PROGRESS AMG GT4がエントリーしないものの、2台のGR Supra GT4 EVOが新たに加わった。2023年も参戦していたTeam Noahは、#5 マッハ車検 GR Supra GT4 EVOでエントリー。また、#59 2W Yamaguchi GR Supra GT4 EVOが新たに参戦する。

この#59 2W Yamaguchi GR Supra GT4 EVOには、タイの3人のドライバーたちに加え、2023年にSUPER GTを引退した立川祐路も乗り込む。多くのファンをもつドライバーの走りがひさびさに見られることになりそうだ。

富士SUPER TEC 24時間レースは、#52 埼玉 GB GR Supra GT4が強さを誇っており、2023年もレースを制したほか、ST-3クラスでも優勝を飾った実績がある。昨年も優勝を争った#21 Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4やトラブルがなければ優勝争いにも絡みそうな#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CSなども有力だろう。また柳田真孝や牧野任祐、ベルトラン・バゲット、新田守男といった豪華ドライバーたちの走りにも注目したい。

ST-Q

他のクラスに該当しない、STOが認めた開発車両が参加できるST-Qクラスは、市販車のさらなる魅力アップ、そしてカーボンニュートラルへの飽くなき挑戦の舞台として争われており、2024年も第1戦から多種多様な挑戦が続けられている。今回の第2戦富士SUPER TEC 24時間レースはシーズン最長の24時間レースであり、開発の舞台としては最高のステージでもある。第1戦SUGOからは2台が増え、8台がエントリーすることになった。

今回、大きな注目と言えるのがORC ROOKIE Racing。水素エンジンを使用する#32 ORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptは今季初登場となる。大きくポテンシャルをアップしていると言われており、今回のレースも大きな注目を集めそう。また、今回はチームオーナーでもあるMORIZOの誘いもあり、チーム監督、スーパーフォーミュラ会長も務める近藤真彦がドライバーとして復帰する。もう一台の#28 ORC ROOKIE GR86 CNF conceptも福住仁嶺が乗り込む予定で、その速さに注目が集まりそうだ。

またGR Supraの開発を続けるGR team SPIRITには、元F1ドライバーでル・マン24時間を3回制した中嶋一貴が加入する。

Team SDA Engineeringは、第1戦SUGOには参戦しなかったが、今回はスバルBRZの開発の集大成として参戦。すでにSUBARUからも発表されているとおり、今後4ドアセダン車両へのスイッチも予定されており、その展示も行われる予定だ。

MAZDA SPIRIT RACINGは、今回も#12 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept、#55 MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptでの開発を続けていく。#55 MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptは第1戦SUGOの専有走行ではクラッシュもあったが、復活を果たしている。

そして#271 Honda CIVIC TYPE R CNF-Rは、2023年にデビューした思い出がある富士SUPER TEC 24時間レースに臨む。第1戦SUGOではトラブルに見舞われたものの、今回はどんなレースを展開してくれるだろうか。

また2023年も富士SUPER TEC 24時間レースに登場した、#230 Nissan Z NISMO Racing Conceptが今シーズンも登場する。カーボンニュートラルフューエルを使用し、豪華なドライバーラインアップでの参戦となる。こちらも注目だろう。

ST-1

2024年のST-1クラスは、#2 シンティアム アップル KTMの1台のみの参戦。第1戦SUGOでは、グループ2の総合トップを狙い戦ったが、燃料ポンプのトラブルが起きてしまい無念のストップを喫してしまった。

今シーズンも第2戦富士SUPER TEC 24時間レースでは、小林崇志を起用し戦う。今回も1台のみの戦いだが、チームはST-Xを上回り総合優勝を目指していく。

ST-2

Honda CIVIC TYPE-Rの台数が増加し、盛況となった今シーズンのST-2クラスは、第1戦SUGOには7台が登場した。チーム、ドライバーの顔ぶれともに多くの注目を集めていたCIVIC TYPE-R勢だったが、第1戦では、今季新車を投入した#225 KTMS GR YARISが優れたパフォーマンスを披露した。

公式予選ではポールポジションを獲得すると、レースでも終盤足回りに小さなトラブルがあり#72 OHLINS CIVIC NATSに先行を許したものの、再度オーバーテイクを決め優勝。今季開幕をポール・トゥ・ウインで制した。

迎える第2戦は、新たなCIVIC TYPE-Rとして#36 HCM 内野製作所FL5が登場する。N-ONE OWNER'S CUPで培ってきたレース経験を活かしスーパー耐久に臨む挑戦は注目だ。

これまで富士SUPER TEC 24時間レースでは、ST-2クラスは2年連続でGR YARISが優勝を飾っている。CIVIC TYPE-R勢が、そしてシンリョウレーシングチームが走らせる歴戦の2台の三菱・ランサー・エボリューションXが富士SUPER TEC 24時間レースでの連勝を止められるか見逃せない。

ST-3

今シーズン、OKABEJIDOSHA motorsportが走らせる2台の日産フェアレディZ、そしてTRACYSPORTS with DELTAが走らせる2台のレクサスRCとの戦いとなっているST-3クラス。第1戦SUGOでは#16 岡部自動車Z34がクラッシュを喫するなか、#38 TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWSが優勝。#39 エアバスター WINMAX RC350 TWSが続き、TRACY SPORTS with DELTAがワン・ツーとなった。

第2戦富士SUPER TEC 24時間レースにも、第1戦同様4台が参戦する。ともに5〜6名のドライバーでの戦いとなっており、今回も激戦は必至だろう。2023年はTRACY SPORTS with DELTAが優勝を飾っており、連勝をかけて臨むことになる。

ST-4

6台のトヨタGR86、そして1台のマツダ・ロードスターで争われるST-4クラスは、今季も大激戦。第1戦SUGOではグループ1の中で争われ、#41 エアバスターWINMAX GR86 EXEDYと#3 ENDLESS GR86の戦いとなったが、#41 エアバスターWINMAX GR86 EXEDYは車両ダメージを負い、#3 ENDLESS GR86が開幕戦を制した。

第2戦も、参戦する顔ぶれは第1戦と同じ。スプリントの4時間と24時間レースでは性格もまったく異なるが、各チームの実力が拮抗しており、どのチームが勝つのかはまったく想像もつかない。2023年は#60 全薬工業GR86が制しており、その後のシリーズも有利に運んだ。今季はどのチームが富士を制しシリーズのきっかけを掴むだろうか。

ST-5

今シーズンも多くのエントリーが集まり盛況のST-5クラスは、第1戦SUGOには15台がエントリーした。第1戦は#88 村上モータースMAZDAロードスターがポール・トゥ・ウイン。2位には#65 odula TONE 制動屋 ROADSTERが、僅差の3位には#17 DXLアラゴスタNOPRO☆MAZDA2が続き、今回も終盤まで激しいレースが展開された。

激しいレースとなるのは第2戦富士SUPER TEC 24時間レースも同様だろう。第1戦に参戦したうち2台が今回は登場しないが、代わって#50 LOVEDRIVE ロードスターが復帰する。#290 AutoLabo Racing 素ヤリスには伊藤大輔が乗り込むなど、今回も豪華な顔ぶれで争われるはずだ。

ST-5クラスの場合、富士SUPER TEC 24時間レースでは地力のスピードももちろんだが、トラブルやアクシデントが勝敗を分けることも多い。今季優勝を掴むのはどのチームだろうか。ほぼ全車にそのチャンスはあると言って良いだろう。

 

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