3月21日(土)〜22日(日)、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われた第1戦から約1ヶ月。ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONEは、三重県の鈴鹿サーキットに舞台を移し4月18日(土)〜19日(日)に第2戦『SUZUKA 5時間レース』を迎える。今回は2回目の開催となるST-USAクラスを含む9クラスが参加する。第1戦もてぎをプレイバックしつつ、第2戦をプレビューしよう。

GT3カーで争われるST-Xクラスは、第1戦もてぎは5台が参加した。3月21日(土)に行われたレース1では、#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3がポールポジションからリードを広げたが、フルコースイエロー(FCY)が多発する展開のなか、#31 DENSO LEXUS RC F GT3が優勝した。3月22日(日)のレース2は、レース1のリバースグリッドで争われたが、#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3が#23 TKRI松永建設AMG GT3との争いを制し優勝を飾っている。
今回の第2戦鈴鹿には#44 TEAM POP RACE AMG GT3 EVOが参加せず、4台が参加する。開幕戦で勝利を飾った#31 DENSO LEXUS RC F GT3、#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3、さらに2戦連続の表彰台を獲得した#777 D'station Ferrari 296 GT3、そして今回アニメ『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』Season 2、岩槻で開催予定のイベントとのPRコラボレーションで大きくカラーリングが変わる#23 TKRI松永建設AMG GT3がどう戦うか、注目だ。
GT4カーで争われるST-Zクラスは、第1戦には12台が参加。3月22日(日)のレース2で争われた。ポールポジションを獲得したのは#22 KOKUSAI GROUP GT4 RS CSだったが、#52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2がこれをかわしトップに立つ。しかし中盤以降トップに立ったのは#34 TECHNO FIRST R8。終盤まで2台は僅差の争いを展開したが、#34 TECHNO FIRST R8が優勝を飾った。
迎える第2戦は、これまでトヨタGR Supra GT4 EVOが好結果を残しているコースだが、開幕戦ポールの#22 KOKUSAI GROUP GT4 RS CSも勝利を飾った経験があり、有力な存在と言える。また今回は#8 青山学院自動車部GR Supra GT4 EVO2にはジェームス・プルが、#34 TECHNO FIRST R8にはイゴール・オオムラ・フラガが加わるなど、豪華なドライバーも参加する。
第1戦では開催されなかったST-TCRは、第2戦鈴鹿が今季初開催となる。2025年は#98 WAIMARAMA Elantra N TCRがチャンピオンを獲得したが、この第2戦鈴鹿には参加せず。一方で、楽しみな4台が集った。
#19 BRP★TONE制動屋NUTEC CUPRA TCR、#97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVIC、#100 HITONOWA TTS CIVIC-TCR、#430 エヴァRT初号機 Monster RS3 LMSという4台で、クプラ、ホンダ、アウディという3メーカー4車種が集う。
#97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVICには野尻智紀と佐藤蓮、#100 HITONOWA TTS CIVIC-TCRには中野信治と若手注目株の佐藤凜太郎が乗り込むのも注目だ。
2025年第7戦富士で、初めて開催されたのがST-USAクラス。アメリカ車が参加できるクラスで、2026年は第2戦鈴鹿で初開催されることになった。今回エントリーするのは、Birth Racing Project【BRP】。2025年にも登場したものと同じフォード・マスタング・ダークホースRを走らせる。
2025年の参戦時には、トラブルでの対処に時間を要したことがあったが、2026年はBirth Racing Project【BRP】が準備を進めて臨むことになる。1台のみのクラスとなるが、アメリカ車らしい5リッターV8サウンドとマッシブなアメリカンフォルムは必見だ。
他のクラスに該当しない、STMOが認めた開発車両が参加できるST-Qクラスは第2戦鈴鹿には4台が参加することになった。
#104 GR Yaris DAT Racing Conceptは第1戦もてぎに続いての登場だが、第1戦では思わぬエンジントラブルもあった。この対策が試されるはずだ。また同様に第1戦もてぎに続く登場となるのが#61 SUBARU HIGH PERFORMACE X VersionⅡ。第1戦では初登場とは思えぬスピードをみせたが、トラブルも発生した。鈴鹿ではどんな走りをみせるか。
また今季初登場となるのが、#12 MAZDA SPIRIT RACING RS Future conceptと#271 CIVIC TYPE R HRC Conceptの2台だ。#12 MAZDA SPIRIT RACING RS Future conceptはカラーリングも新たに、低炭素ガソリン(E20)燃料やカーボンニュートラルタイヤ、再生カーボンパーツ等をトライする。#271 CIVIC TYPE R HRC ConceptもTCR車両をベースにHRCパフォーマンスパーツの開発や、ENEOS株式会社製の植物由来バイオエタノールを20%混合したE20低炭素ガソリンを使用する。
今回は鈴鹿サーキットを舞台に、どんな開発が続けられるだろうか。
2026年も#2 シンティアム アップル KTM、#47 D'station Porsche 992という2台が参加しているST-1クラスは、第1戦もてぎでは3月21日(土)に行われたレース1、3月22日(日)のレース2ともにレースが行われたが、思わぬ結末となった。
レース1では、開始早々に#2 シンティアム アップル KTMのエンジンがストップ。さらにレース2でも#2 シンティアム アップル KTMにはミッショントラブルが発生。どちらも#47 D'station Porsche 992に優勝を許す展開となった。
#2 シンティアム アップル KTMにとっては、第2戦鈴鹿は落とせない一戦になるはず。必勝体制で臨んでくるはずだ。
第1戦もてぎには9台が参加したST-2クラスは、3月22日(日)のレース2で決勝が争われたが、車種ごとの特徴が出た緊迫のレースとなった。ポールポジションを奪ったのは#6 新菱オートDXLネオグローブEVOXだったが、#72 OHLINS CIVIC NATS、#743 Honda R&D Challenge FL5、#95 SPOON リジカラ CIVICといったシビック・タイプR勢がリードを奪っていく。
中盤以降、#6 新菱オートDXLネオグローブEVOXや#72 OHLINS CIVIC NATSにはトラブルが発生し後退していくが、#95 SPOON リジカラ CIVICに迫ったのは、決勝で強みをもつ#225 KTMS GR YARIS。終盤、#7 新菱オートDXL☆MART☆VARISエボを交えた三つ巴の戦いが展開された。
最終ラップを前に#7 新菱オートDXL☆MART☆VARISエボがストップを喫する一方、トラブルを抱えた#95 SPOON リジカラ CIVICと#225 KTMS GR YARISもバトルが続いたが、#95 SPOON リジカラ CIVICが逃げ切り優勝を飾った。
第2戦鈴鹿は8台がエントリーしているが、今回も3車種が緊迫した戦いを展開しそうだ。
今季は#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingと#39 エアバスター Winmax RC350 EXEDYの2台の争いとなっているST-3クラスは、第1戦では#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingがまだまだ発展途上だったこともあり、#39 エアバスター Winmax RC350 EXEDYが優勝を飾った。
第2戦も同様の2台のエントリーとなっているが、もてぎとは性格が異なる鈴鹿サーキットで2台の力関係はどうなるだろうか。#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingがどんな進化を遂げるかも楽しみなところだ。
10台がエントリーしたST-4クラスの第1戦もてぎは、3月21日(土)に行われたレース1で争われた。ポールポジションを獲得したのは#884 シェイドレーシング GR86だったが、#41 HC GALLERY EXEDY GR86 WINMAX、#3 ENDLESS GR86との三つ巴の戦いが展開される。
そんな中、逃げ切り優勝を飾ったのは#884 シェイドレーシング GR86。#3 ENDLESS GR86が2位となり、3位には#37 DXLパワーミネラルEVO☆NOPRO☆NCロードスターが食い込みGR86の表彰台独占を阻止してみせた。
迎える第2戦鈴鹿も10台がエントリーしており、激戦は必至。第1戦ではリタイアを喫した#60 Zenyaku GR86や#290 AutoLabo Racing SWIFT Sportもリベンジを狙っているはずだ。