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ニュース: 2026.06.03

第2戦 鈴鹿大会振り返り/第3戦 富士24時間大会プレビューレポート

6月5日(金)〜7日(日)、いよいよENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONEのシリーズのハイライトとも言える一戦である第3戦富士24時間レースが開催される。今シーズンも62台という多くの車両が参加し、見どころたくさんの一戦だが、そんな第3戦をプレビューしつつ、各クラスの今季第1戦、第2戦をレビューしよう。

 

ST-X

GT3カーで争われるST-Xクラスは、第2戦鈴鹿には4台がエントリーした。ポールポジションからスタートした#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3がリードを築き、#777 D'station Ferrari 296 GT3、アニメ『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』Season 2、岩槻で開催予定のイベントとのPRコラボレーションで注目を集めた#23 TKRI松永建設AMG GT3が追う展開となった。

 

第2戦はアクシデントが少なく、セーフティカーランが一度もないレースとなったが、レースも半ばというタイミングでST-TCR車両がストップしたことでフルコースイエロー(FCY)が入った。これがレースの分かれ目となり、ちょうどピットイン直前だった#777 D'station Ferrari 296 GT3は僅差でFCY中のピットインのペナルティをとられ後退してしまう。結果的に、#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3が開幕2連勝を記録。#23 TKRI松永建設AMG GT3が2位、#31 DENSO LEXUS RC F GT3が3位となった。

 

迎える第3戦富士24時間は、開幕戦にも登場した#44 TEAM POP RACE AMG GT3 EVOが復帰するほか、この富士24時間で多くの好結果を残している#81 DAISHIN GT-R GT3が今季初参戦。また第3戦からフル参戦を予定する#182 R ZERO Mercedes-AMG GT3 EVOが登場。7台が参加する。

 

有力と言えるのは今季開幕2連続ポール・トゥ・ウインの#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3だが、ル・マン24時間に挑むエースの太田格之進を欠くのがどう出るか。また2025年の富士24時間ウイナーである#23 TKRI松永建設AMG GT3、そして先述のとおり、このレースで強力な#81 DAISHIN GT-R GT3も有力な一台だ。とはいえ、ST-Xは全車がドライバー、チーム体制ともに強力。24時間レースはドラマも多く、最後に誰に微笑むか注目だ。

 

ST-Z

GT4カーで争われるST-Zクラスは、第2戦鈴鹿には12台がエントリーした。レースは#52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2や#338 GR Garage Balakong GR Supra GT4がトラブルに見舞われることになったが、代わってトップに立ったのは#22 KOKUSAI GROUP GT4 RS CS。レース後半、タイヤトラブルに見舞われたが、ピット入口付近でのトラブルですぐに復帰することができた。

 

しかし終盤、#25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4が#22 KOKUSAI GROUP GT4 RS CSのすぐ背後に接近。2台は延々と優勝を争うバトルを展開したが、これを防ぎきった#22 KOKUSAI GROUP GT4 RS CSが今季初優勝を飾った。

 

迎える第3戦富士は11台がエントリーしているが、例年同様超豪華な“助っ人"ドライバーたちが顔を揃えている。#25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4のロニー・クインタレッリや柳田真孝、#20 NANIWA DENSO IMPUL with マツモトキヨシ Zのベルトラン・バゲット、#34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4の牧野任祐、#52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2の平良響など、国内トップドライバーが名を連ねる。

 

戦力としては、どのチームにも勝つチャンスがあるのがST-Zクラスの面白いところ。#52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2が例年強いレースではあるが、今季はどのチームが優勝を飾るだろうか。

 

ST-TCR

第2戦鈴鹿が今季初開催となったST-TCRクラスは、4台が参加した。ポールポジションを奪ったのは、長年ST-TCRの主役の一台として活躍してきた#97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVICだが、#430 エヴァRT初号機 Monster RS3 LMS、#19 BRP★TONE制動屋NUTEC CUPRA TCRがトップに立っていった。しかし2台はその後トラブルを抱え、トップに立ったのは#100 HITONOWA TTS CIVIC-TCR。今季新体制のチームが嬉しい優勝を飾った。

 

第3戦富士24時間は、#430 エヴァRT初号機 Monster RS3 LMSと#19 BRP★TONE制動屋NUTEC CUPRA TCRの2台が参戦する。優勝を飾るのはどちらのチームになるだろうか。

ST-USA

第2戦鈴鹿で2026年初開催となったST-USAクラスは、Birth Racing Project【BRP】が#250 BRP★HOJUST MUSTANG DHRを走らせた。2025年最終戦で持ち込まれた車両だが、BRPの手によりさまざまな改良が加えられ、第2戦では完走を果たした。

 

第3戦富士24時間は昨年デビューした富士での一戦だが、24時間レースは初めてになるはず。ユニークな給油等含め、その戦いぶりに注目だろう。

 

ST-Q

他のクラスに該当しない、STMOが認めた開発車両が参加できるST-Qクラスは、第2戦鈴鹿には4台が参加した。中でも鮮烈なスピードをみせたのが今季初登場だった#12 MAZDA SPIRIT RACING RS Future conceptと#271 CIVIC TYPE R HRC Conceptの2台。#12 MAZDA SPIRIT RACING RS Future conceptはドライバーたちも驚く速さで予選ではST-2クラスに食い込んでみせた。また#271 CIVIC TYPE R HRC Conceptも予選、決勝ともにST-TCR車両を上回る活躍をみせた。

 

また、決勝ではトラブルも発生したが、#61 SUBARU HIGH PERFORMACE X VersionⅡも予選で好位置を獲得。第1戦からの進歩をみせた。#104 GR Yaris DAT Racing Conceptもたゆまぬ進歩をみせている。

 

迎える第3戦富士24時間では、#12 MAZDA SPIRIT RACING RS Future conceptが参戦しないが、#55 MAZDA SPIRIT RACING 3 Future conceptが今季初登場。また第1戦以来の登場となる#28 GR YARIS M concept、そして水素エンジンを使ってさらなる進歩を狙う#32 TGRR GR Corolla H2 conceptが登場する。昨年、液体水素ポンプ用超電導モーターの使用が予告されており、大きな注目を集めそうだ。

 

ST-1

昨年に続き、今季も#2 シンティアム アップル KTMと#47 D'station Porsche 992が争っているST-1クラスは、第2戦鈴鹿では#2 シンティアム アップル KTMが専有走行でクラッシュを喫するも、予選日までに復活を果たした。

 

予選、決勝と#2 シンティアム アップル KTMは速さをみせレースをリードしていたものの、レース中盤から複数回のペナルティを受けてしまうことに。これで#47 D'station Porsche 992がリードを奪い、開幕2連勝を飾っている。

 

#2 シンティアム アップル KTMにとっては、第3戦富士24時間は落とせない戦いとなる。どんな結末が待ち受けるだろうか。

 

ST-2

第1戦もてぎは9台、第2戦鈴鹿は8台がエントリーしたST-2クラスは、第1戦で表彰台を獲得した#225 KTMS GR YARISが第2戦では専有走行からトラブルに悩まされ続けたほか、#743 Honda R&D Challenge FL5も終盤トラブルに見舞われるなど、有力コンテンダーがトラブルに泣くことになった。一方で、パーフェクトなレースを展開したのが#95 SPOON リジカラ CIVIC。開幕2連勝を飾った。

 

第3戦富士24時間は8台が参加するが、速さが光るCIVIC TYPE R勢、三菱ランサー・エボリューション勢、そして堅実にレースで追い上げをみせるGR YARIS勢と、戦い方はさまざま。24時間の長丁場でどんな展開になるか注目だ。

 

ST-3

#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingと#39 エアバスター Winmax RC350 EXEDYが開幕から2戦連続で争っているST-3クラスは、第2戦鈴鹿でも#39 エアバスター Winmax RC350 EXEDYが地力の強さをみせ、決勝ではドライブスルーペナルティを受けたにも関わらずポール・トゥ・ウインを飾っている。

 

第3戦富士24時間も同様に2台の争いとなるが、#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingも少しずつポテンシャルを上げている。24時間という長丁場ではドラマもあるはずだ。

 

ST-4

第1戦もてぎ、第2戦鈴鹿ともに10台がエントリーしたST-4クラスは、第1戦は三つ巴の激しいバトルが展開されたが、第2戦鈴鹿では#884 シェイドレーシング GR86がポール・トゥ・ウインを飾っている。

 

第3戦富士24時間もエントリー台数は10台。近年はレベルも高く、#37 DXLパワーミネラルEVO☆NOPRO☆NCロードスターや#66 odula TONE MOTUL ROADSTER RF、#290 AutoLabo Racing SWIFT SportといったGR86以外の車両のポテンシャルも高い。今季の栄冠は誰が手にするだろうか。


ST-5F

ST-5F/ST-5Rクラスは、第2戦鈴鹿が“お休み"。第1戦もてぎ以来のレースとなる。もてぎでは、#4 THE BRIDE FITが#17 DXLアラゴスタNOPRO☆DEMIOに対して大きなリードを築き、ポール・トゥ・ウインで今季の開幕戦を制している。3位は#821 アンドリーガル Moty's FITとなった。

 

第3戦富士24時間は#291 AutoLabo Racing 素ヤリスがエントリーせず、6台のエントリーとなっている。昨年は0周リタイアと悔しいレースとなった#17 DXLアラゴスタNOPRO☆DEMIOがリベンジを期するのか、Honda FIT勢が上位を争うのか見逃せないところだ。


ST-5R

第1戦もてぎでは6台がエントリーしたST-5Rクラスは、クラスポールポジションを獲得した#88 トレジャーワンwith 村上モータースMAZDAロードスターがレースをリード。ただ、途中ペナルティを受け#610 KOSHIDO RACING ロードスターが逆転をみせる。

 

しかし、チェッカーまで残り6分ほどというタイミングで#88 トレジャーワンwith 村上モータースMAZDAロードスターが#610 KOSHIDO RACING ロードスターを再逆転し開幕勝利を飾った。

 

第3戦富士24時間は、#50 LOVEDRIVE ロードスター、#89 村上モータースMAZDAロードスターが参戦し、8台で争われる。いつものラウンド同様、どのチームも勝利のチャンスがありそうだ。

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