スーパー耐久シリーズ

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ニュース: 2026.10.19

第5戦 オートポリス大会振り返り/第6戦 岡山大会プレビューレポート

7月25日(土)〜26日(日)に大分県のオートポリスで行われた第5戦から、約3ヶ月のインターバルで、ENEOSスーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONEは岡山県の岡山国際サーキットに舞台を移し、第6戦『スーパー耐久レースin岡山』を迎える。2グループに分かれ3時間レースが2回行われる一戦だが、チャンピオン争いも佳境を迎えており、クラスによっては今季の趨勢が決まるクラスもある。

 

注目の終盤戦の山場である第6戦岡山国際サーキットをプレビューしつつ、第6戦開催の各クラスの第5戦、第4戦をレビューしよう。

 

ST-X

GT3カーで争われるST-Xクラスは、第5戦オートポリスは6台が参戦した。初めてのポールポジションを奪ったのは#777 D'station Ferrari 296 GT3だったが、決勝レースでは15周を終えまさかのミッショントラブルによりリタイア。その後は#81 DAISHIN GT-R GT3が首位に立ち、2番手に#31 DENSO LEXUS RC F GT3が続く展開に。Aドライバーがスタートを務めた#23 TKRI松永建設AMG GT3と#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3が追い上げる展開となった。

 

しかし、#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3がトラブルで後退すると、残り1時間というタイミングで#31 DENSO LEXUS RC F GT3、さらに#81 DAISHIN GT-R GT3にトラブルが発生。安定した戦いを続けた#23 TKRI松永建設AMG GT3が終盤イレギュラーのピットインを行うもトップを守り優勝。今季2勝目を飾った。2位は#182 R ZERO Mercedes-AMG GT3 EVOが初表彰台を獲得。3位は#81 DAISHIN GT-R GT3となった。

 

迎える第6戦岡山は、#44 TEAM POP RACE AMG GT3 EVOが復帰し7台という熾烈な戦いとなる。シリーズランキングでは#23 TKRI松永建設AMG GT3が134.50ポイントでリードを築いており、最終戦に向けその差を広げたいところだが、#23 TKRI松永建設AMG GT3は岡山があまり相性が良くないコース。ライバルたちにとってはその差を縮めたいところだろう。3時間レースということもあり、Aドライバーの重要性も高い。どんな結末を迎えるだろうか。

 

ST-Z

GT4カーで争われるST-Zクラスは、第5戦オートポリスは10台が参戦した。ポールポジションは#52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2が奪うが、3番手からスタートした#25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4が序盤接触で後退してしまう。

 

しかし、#25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4はレース中盤に向け猛追をみせ、#52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2を先行する。#52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2はタイヤ二輪交換を行いトラックポジションを優先し、2台による激しいバトルが展開されたが、これを制した#25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4が逆転勝利。今季2勝目を飾った。2位は#52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2、3位は#20 NANIWA DENSO IMPUL with マツモトキヨシ Zとなった。

 

これで#25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4はランキングでリードを保って第6戦岡山を迎えることになった。近年#52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2が岡山でチャンピオンを決めていたが、今季はそういう訳にもいかなくなった。

 

第6戦岡山は#77 YUK AMG GT4が復帰し11台で争われるが、この岡山では昨年日産Z NISMO GT4がワン・ツーを飾ったコースでもある。#25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4がリードを広げ最終戦に臨むのか、昨年3位だった#52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2がその差を縮めるのか、強力なドライバーラインアップを誇る#34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4が2台との差を縮めるのか、はたまた別のライバルがトップを奪うのか、注目だろう。

 

ST-TCR

TCRカーで争われるST-TCRクラスは、第5戦オートポリスは4台によって争われた。序盤からトップにたった#97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVICが途中ガレージインすることがあったものの、トップを守り今季初優勝を達成。2位はコースアウトするシーンもあった#430 エヴァRT初号機 Monster RS3 LMS、3位は#100 HITONOWA TTS CIVIC-TCRとなった。

 

第6戦岡山も同様に4台で争われることになるが、今季はここまで#19 BRP★TONE制動屋NUTEC CUPRA TCRが80.00ポイントでリードするも、オートポリスを制した#97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVICが58.50ポイント、#100 HITONOWA TTS CIVIC-TCRが48.00ポイントで続く。この第6戦が最終戦に向けて重要なレースになるのは間違いない。昨年もトップ3が同一周回だっただけに、今回も熾烈な戦いとなりそうだ。

 

ST-USA

BRP★HOJUST With SPACE MUSTANG DHRが1台での参戦を続けているST-USAクラスは、第5戦オートポリスでは序盤から好調な走りをみせていたものの、31周でオイルクーラー周辺のトラブルが発生。他のクラスに迷惑をかけないよう、レース終盤に再コースインしチェッカーを受けた。

 

これまで少しずつ信頼性を増してきているが、今回は短い3時間レース。思いきり走りきってのチェッカーを期待したいところだ。

 

ST-Q

他のクラスに該当しない、STMOが認めた開発車両が参加できるST-Qクラスは、第5戦オートポリスには5台が参戦した。予選から素晴らしいスピードをみせた#271 CIVIC TYPE R HRC Conceptは悔しいリタイア、#61 SUBARU HIGH PERFORMANCE X VersionⅡはトラブルに悩まされたが、#32 TGRR GR Yaris DATはMORIZOの決勝でのドライブこそ叶わなかったがきっちりと走破。#104 GR Yaris DAT Racing Conceptもしっかりと足回りのトライを行い完走。#55 MAZDA SPIRIT RACING 3 Future conceptは速さをみせつつ、CO2回収も行った。

 

迎える第6戦岡山は、第5戦オートポリスとは異なる顔ぶれが登場し大きな注目を集めそうだ。第2戦鈴鹿以来の登場となる#12 MAZDA SPIRIT RACING RS Future conceptはタイトな岡山でどんな走りをみせるか。

 

そして、第4戦SUGO以来の参戦となる#28 GR YARIS M conceptは、第4戦までとは異なる個体での登場となるはずで、どんな進化を遂げているのか楽しみなところ。また今季初登場となる#32 TGRR GR86 Future FR conceptは、昨年までとは違ったコンセプトをもっている様子。関係者によれば注目は“音”だそうだ。

 

ST-2

ST-2クラスは、第4戦SUGO以来の開催。7月4〜5日に行われた第4戦は、グループ1の中で4時間の決勝レースが行われたが、#743 Honda R&D Challenge FL5がポールポジションを奪うも、レースは#95 SPOON リジカラ CIVIC、#13 ENDLESS GR YARIS、#225 KTMS GR YARISの争いとなっていった。

 

終盤には三つ巴のバトルが展開されたが、#13 ENDLESS GR YARISが残り2周で逆転勝利。#95 SPOON リジカラ CIVICが2位、#225 KTMS GR YARISが3位でレースを終えることになった。これで#13 ENDLESS GR YARISが97.50ポイントで首位に立ち第6戦岡山を迎えることになる。ただ#95 SPOON リジカラ CIVICとの差はわずか7.50ポイントとなっている。

 

第6戦岡山も7台で争われることになるが、昨年は#225 KTMS GR YARISがグループ2の総合優勝も飾る走りをみせ、#95 SPOON リジカラ CIVICが2位となっていた。2台がランキング首位との差を縮めるのか、タイトルを目指し#13 ENDLESS GR YARISがリードを広げるのか。今季もグループ2のレースは注目だ。

 

ST-4

ST-4クラスも同様に第4戦SUGO以来の開催となる。SUGOではポールポジションを#884 シェイドレーシング GR86が獲得したが、トラブルで後退を喫してしまう。代わってトップに立ったのは#3 ENDLESS GR86で、ポジションを上げてきた#37 DXLパワーミネラルEVO☆NOPRO☆NCロードスターとのトップ争いを展開した。

 

しかし、最終ピットインのタイミングで#37 DXLパワーミネラルEVO☆NOPRO☆NCロードスターはピットアウトに時間を要し、#3 ENDLESS GR86が優勝を飾ることに。2位は#37 DXLパワーミネラルEVO☆NOPRO☆NCロードスター、3位は嬉しい初表彰台となった#216 HMRスポーツカー専門店GR86となった。

 

第6戦岡山も同様に10台が参戦するが、#3 ENDLESS GR86が86.50ポイントとリードするも、わずか3.50ポイント差で#41 HC GALLERY EXEDY GR86 WINMAXが2位、#884 シェイドレーシング GR86、#66 odula TONE MOTUL ROADSTER RFが僅差で続いている。昨年ST-4クラスは岡山での開催はなかったが、一昨年は#66 odula TONE MOTUL ROADSTER RFが優勝を飾っている。この岡山での一戦を制し、最終戦に繋げるのはどのチームだろうか。

 

ST-5F

ST-5Fクラスは、第5戦オートポリスでは#4 THE BRIDE FITがポールポジションを獲得すると、決勝レースでも盤石の戦いをみせトップチェッカー。シリーズランキングでもリードを広げている。オートポリスでは決勝前までエンジントラブルに悩まされていた#11 FCR58 SAKAE-MS FITが2位。#821 アンドリーガル Moty's FITが3位でフィニッシュした。

 

迎える第6戦岡山は#17 DXLアラゴスタNOPRO☆DEMIOが復帰。これまで岡山では良い思い出も悪い思い出もあるが、どんなレースをみせてくれるか。シリーズ争いも#4 THE BRIDE FITがリードして迎えるが、どのチームが最終戦をリードして迎えるか楽しみなところだ。

 

ST-5R

激戦区のST-5Rクラスは、第5戦オートポリスでは#88 トレジャーワンwith 村上モータースMAZDAロードスター、#120 倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER、#610 KOSHIDO RACING ロードスターらによる激しいトップ争いが展開されたが、ここに食い込んで来たのが#27 Maple Hiroshima MAZDA ROADSTER。終盤の争いを制し、逆転で優勝を飾ってみせた。2位は#88 トレジャーワンwith 村上モータースMAZDAロードスター、3位は#120 倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERとなった。

 

第6戦岡山は1台減り7台での争いとなるが、激戦はこのラウンドでも続きそう。今季は#88 トレジャーワンwith 村上モータースMAZDAロードスターがランキングをリードしているが、ランキング2位の#27 Maple Hiroshima MAZDA ROADSTERをはじめ、ライバルたちもそう簡単に独走は許さないはず。3時間レースの最後まで見逃せない戦いとなりそうだ。

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